もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

日記

町 家

炒られるような暑さに降参して 四天王寺散策は取り止め そうか、、 ここは飛鳥時代からの聖徳太子ゆかりの地であることを再認識 古墳群も そこかしこ 街中に在る 東京は江戸から、たかだか500年ほどの都市、、、 大阪は1500年以上も前から街だったの…

愛 隣

岡林信康のこの唄は、大阪ではこの辺りに相当するのか 記憶も遠くなるほどひさかたぶりの一人旅、、、 なかば仕事 のようなもの で 大阪 私のこれまでの大阪体験など、ほぼ無きに等しいものだった、、、と 感慨深い土産ものをもらった時間 レオスカラックス…

甜 瓜

梅雨明けが早かったおかげで長い夏です ニイニイ蝉の通奏鳴音も聞こえるようになり これからが夏本番 朝は 7年近く続いた、息子のおべんと作りからようやく卒業 揚げ物で 台所が熱帯になることもなくなり 洗い物も格段に減って 慌ただしい朝食から解放され…

恬 淡

. 梅雨の終わりは何時になるのか 宵に しらじらと燈る夏椿のほの白い涼やかさ 何年か前から 若手の陶芸家さんの名前を入力してクリックすると必ずや行き当る、 言わずと知れたHP うつわノートさんのエキサイトblog には、 http://utsuwanote.exblog.jp/ これ…

靑 宵

日 没してもなほ長い 靑いゆうぐれの刻 聖ヨハネ草 Hypericum perforatum の近種は 既に5月の終わりから咲き始めている 6月24日 は 聖ヨハネの日 聖ヨハネ祭の前夜には、魔女や精霊が現れるという言い伝え とか、、 さて そろそろ 仕度でもするかな(笑…

華 燭

5月の終わりの雨の日に ターミナル駅にほど近い、タワーホテルで甥の結婚式がありました たったひとりの可愛い甥なので、ちょっとお祝いを奮発しました 姉の長男として彼が産まれたのは私が大学生の頃 オムツをかえてやったり、あやしたり遊んだり 随分可愛…

杜 鵑

休日の早朝 浅い眠りの中で鶯のさえずりが間遠に聞こえたのは 旅に出ようとする留鳥だったか 日が昇り 夏の日差しの装いが緑陰を深くする頃 今度は再び はっきりと呼び交わすように啼いている ゴールデンウィークから次々に開花をはじめた五月の花たちが 今…

日 常

あれから2ヶ月経ちました 食べる 寝る 排泄する はたらく 何事もなければ ルーティンと謂える日々の ありがたさ を思い知り 被災し、衣食住に事欠いた方々には申し訳ないと思いつつ 殊更に美味しさを感じた お味噌汁 は、毎日こころして作るようになりまし…

輪 番

http://www.tepco.co.jp/index-j.html 東京電力 HP 昨日夕刻 同じ共同住宅の自治会役員をされている方からメールが着ました 【お知り合いの方に連絡してください】 という書き出しでした 内容は 水が止まる(13日 朝の停電による) のお知らせに始まり …

伝 播 お願い

阪神大震災経験者の birochanaさん からの日記メッセージを以下に伝言します ------------------------------- さらなる拡散を願います。 以下コピペ。 地震が起こったら、必ず窓を開けてください。 そして、家にいる人は、今、お風呂に水をためてください。…

朧 夜

トムは真夜中の庭でダンスダンスダンス 上記 レディオヘッドは別件でありますが 時間ができた息子は、15日、2度目の単独ライヴを決行したようす、、、 人の入りはどうだったやら。。。高校生割引の甘い待遇もあと少し はてな?と思う音楽の趣味嗜好は、お…

星 辰

. グーク ということばを初めて知りました 買い物から帰宅して何気なくつけたTVは ベトナム戦争のドキュメンタリー映像:インタビュー形式のオムニバスハーツ・アンド・マインズ ~ベトナム戦争の真実~という番組でした 買い物袋の食品の整理も忘れ、TVの…

樟 脳

箪笥の奥にしまい込まれていたセーターは樟脳(ナフタリン)漬 出番の少ないものは、一晩晒しでもしないとやや息苦しい もっと穏やかな匂いの防虫剤もあろうものを この匂いこそ効いているあかし とばかり、たんまり樟脳を入れ込む日常、、時としてナフタリ…

白 夜

大寒 だというのに 白夜とは季節外れですが 先日の新聞評に 吉田秀和『永遠の故郷』全4巻完結にあたり氏のコメントが掲載されていました。雑誌「すばる」に掲載された文章を集大成した4巻のひとつ「夜」だけは3年前に購入して手元にあります。 最愛の奥様…

護 符

アルブレヒト・デューラー版画・素描展 明日でおしまい@国立西洋美術館 1月16日まで (画像上は油彩自画像で今回の展示にはありません) 間もなく閉会とあって平日なのに行列状態での観覧でした。 紙ヤケ防止策か? かなり照明を落とした展示内容は 視力…

薄 氷

寒の入り 都内でも初氷、、という予報のようす 霜月・師走と いわゆる リア充 というらしい時間を過ごしました。 ネット上ではこの言葉は揶揄表現であると先日のTVで初めて知りましたが 生活様式が変わると、さまざまな新語が生まれる世の中なのですね、、、…

燠 火

街路樹のハナミヅキの紅葉を先頭に 欅 公孫樹 櫻 も色づきはじめ 街の秋も深まっています 昨日は きょきょ というツグミの声を聞きました 怒涛のごとき十月が過ぎ霜月も半ば、、 慌しさの中 音楽を聴いたり植物にふれたりしながらこころもちを鎮め また暮ら…

黙 示

彼岸花 が 彼岸に遅れて咲き 金木犀 も 今がさかり ようやく秋らしくなり 山からは紅葉の便りも 毎年節電アナウンスで デンコちゃんなる女の子が 「ご協力を」 と要請したCMも さすがにこの夏は ありませんでした 原子力発電は、フル稼働で電力供給してい…

蝶 番

Breathe, breathe in the air don't be afraid to care leave but don't leave me look around, choose your own ground、、、 BREATH IN THE AIR 『THE DARK SIDE OF THE MOON』 PINK FLOYD 英単語のひとつでも多く覚えるのが得策である状態なのに ネットと…

愁 眉

かれのクールエイドときたら いわば理想的な濃度の影であるにすぎなかった。 かれがつくるクールエイドリアリテイはかれひとりのものだった。 それは黙示の世界であった。 「クールエイド中毒者(ワイノ)」『アメリカの鱒釣り』 より リチャード・ブローデ…

鱗 翅

鱗文様 が 苦手 という方によく出会います。 鱗粉 も 苦手 という方も たしかに 飛ぶたびに粉を撒き散らす蝶や蛾は、アレルギーを持つ方には天敵でしょう、、、 私も、翅に鱗粉たっぷりの蝶・蛾を手にするのには勇気が要ります。 しかし 蝶のなかには、この…

湖 畔

アントニー・レーモンド設計による イタリア大使館別荘記念公園 http://nikkotoday.com/news/... (←蝶の師匠のHPより) 自然観察会も含め 度々訪れている場所 ノリウツギ・イワガラミ・カンボクの花が咲いて この日も キバシリ や ゴジュウカラ が つつつ …

瀑 布

日光瀧廻りハイキング は、なかなか良いかもしれません。 華厳の瀧・湯瀧・龍頭の瀧・霧降の瀧・裏見の瀧・寂光の瀧 丁字の瀧・玉簾の瀧・マックラ瀧 こんなに日光に通っているにもかかわらず 一番有名な 華厳の瀧 には降りたことのない息子 もちろん 私はち…

牧 場

益子から移動して山へ 宇都宮で高速乗り口を誤って通り越し、杉並木の美しい例幣使街道へ 日光市内から右に折れ 霧降高原から六方沢橋を経て牧場でアイスクリーム 体力があった数年前には、日帰りトレッキングで、丸山・赤薙山へ ガレ場もぐいぐい、、 霧降…

里 山

猛暑は続くよ何処までも 蝉の大合唱は朝から聞こえておりますが ゆうまぐれ エンマコオロギ が ころころ と鳴き出しました。 盆の入りまで仕事があり 翌日が息子たちのコンクール その翌朝からの外出であったことと 度々足を運んでいる場所であるため お天気…

糟 糠

いないいない バアさん 爺さん AERA キャッチがまた飛ばしております 年金着服問題で犯罪浮上もあるでしょう 不明期間が50年以上ともなると、支給の無いケースもあるでしょうし 身元不明の遺骨安置問題のドキュメント映像を見る度 この問題は、今に始まっ…

夏 澄

朝から聞きなれない蝉の声に耳そばだてれば しゅわしゅわしゅわしゅわ、、、 クマゼミです。 伊豆半島以西に生息していたはずの蝉が、もう何年も前から東京でも聞こえるようになり 無論、 ニイニイゼミ・ミンミンゼミ・アブラゼミ ほどの数ではありませんが …

市 井

逃避 と 超越 って どう違うの? 二十歳そこそこの学生時代、 炎天の横断歩道を横切る刹那に交わした言葉を ふと 想い起こす時間 それは 神の介在の問題 であると思うよ 当時は当時の、わたしの狭量なこころもちの問題にて 瑣末な現実の拘りから放たれる事を…

雪 辱

ノウゼンカズラが咲き出す頃は 高校野球 と コンクール の季節です。 雪辱 このことば なんだかあだ討ちのような匂いがして あまり好きではありません、、。 勝負の世界は、すっきりきっぱり今現在の実力がもの申すのであり ましてや爽やかであるべき高校野…

時 澱

すこしも地を冷まさぬ驟雨に蒸しあげられ ひとり 平日白昼の高速に 乗れば 一瞬 視界に映る車が 一台も無くなる時空の狭間に滑り込む この ゆるい曲線の暗がり は 何処へ連なる 次ぎの瞬間 小癪なBMが左から右車線に急発進で追い抜いてゆき 我にかえって 再…