2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
梅雨明けというのに立秋の到来か ゆうぐれの蜩もこころなしか静かに響く 雑踏が往き過ぎる狭い通路を 今日もフリーペーパーは怒涛のようにばら撒かれ 久しぶりに見かける うなだれたおじさんは 『新宿ホームレス生活』の書籍を申し訳なさそうに抱えて立つ。 …
日和崎尊夫展 を観る 随分昔、目黒区美術館での木口木版画展で観て以来だ 記憶とは曖昧なもの そして塗り替えられるもの もっともっとずっとちいさな版だったと想っていたが KALPA シリーズには意外に大きなものがあった。 黒と白のびらん 亀裂のもたらす光…
山あいの季節外れのスキー場には もはや永久睡眠に入ったようなリフト数機が立ち尽くす 間遠に ホトトギス・カッコウ・ウグイスの声 こんな場所にやって来る人間は誰もいない 携帯だけがかろうじて圏内を示す人間界との絆 しかし 少し奥へゆけばそれも途絶え…
金曜夕 最終バーゲンに入ったデパートは賑やかだ 素敵な秋色の洋服が既にたくさん並んでいる。 家電量販店 一眼デジ売り場は 先週のペンタックス 今週のソニー・パナソニックと 新製品の発売ラッシュで おじさまたちが群がっている、、 少ない女性客に店員さ…
梅雨明け間近か? かなりの驟雨が車の窓を叩く。 自然観察散歩師のなかを氏がTV出演されるというので時間を気にしていると、切れない長~いTELが架かってきたり、息子から、学校まで至急フルートを届けて欲しいとメールが入ったり ごちゃごちゃ 見逃す、、す…
出鼻をくじかれたら雨 若冲Ⅳ期 もう3回目なのだなぁ (実際4回足を運んだが、一度は入館時間過ぎで不可) ここは、先日どこぞの女優さんも紹介していたが庭がいい。毎回、庭園の花々を見るのも楽しみになった。 ニイニイゼミは、遠啼きで夏の始まりを告げ…
8×10 大判退色気味のカラーポジフィルム ここに収められていた二幅ずつの絵画 多くの鶏、、 個人的趣向で鶏が大嫌いな者にとって それは醜悪と憎悪のきわみ ぬばたまに黒耀変化する羽 鱗状肉塊トサカにうづもれた妖しい眼光 するどく鋭角に突き出る鱗状蹴…
午前2時 こどものことや家のこと などという句を何処かで読んだような気がする。 自分のことならいざ知らず、毎日毎日押し寄せてくる他所事と想いたいしがらみの現実が非現実のように感じられるのは、いささか脳味噌がいかれてきた証拠か。なにごとにもあま…
所要で入間基地近くにゆく テポドン以来、自衛隊航空機が盛んに飛んでいるらしい。 うるさいことがぎりなし。 話をするにも大声を出さねば聞こえない。 異様に早い、音が後から付いてくる小型機も見た。 輸送機も戦闘機も区別がつかない私だが 地域住民の方…
しちせき ケンタウルスの夜の河に流れる水のゆくえ 銀沙のつぶは 抽出された透明結晶のつらなり 薄い水の膜のむこうがわに たしかにかんぢられるけはい LUmen Nans RIvum Acque (画像転載:藤井旭氏HPアストロ・アーツより)
数年ぶりの検診 バリウム嫌い(いまだ呑んだことアリマセン) 婦人科検診嫌い(好きな人はいないはず) 「臓器が大きいですね」 「すい臓が大きいと20代で言われたことがありました」 「HGB 異常です。通常成人の半分です。ふらふらしませんか?」 「いつも…
ランタナ・ブッドレアの花が咲き出した 夏の蝶の季節のはじまり。 師匠は、今年もゼフィルスに憑かれているご様子 http://nikkotoday.com/index.html 私は、蛍もゼフィルスも見たことがない。 ゆうぐれのハンノキの木蔭でも狙ってみようか、、。 桜桃忌 禅林…
祥さんご紹介の高島野十郎展にゆく。 http://mitaka.jpn.org/calender/... ちいさな展覧会かと思っていたら、なかなかどうして ひとつひとつ興味深いモチーフに魅入り、気づかぬ内に1時間以上経っていた。 はじめの部屋の自画像は、確かに岸田劉生の人物像を…
息子の笛の調整にP・フルート・Jに行く。 久しぶりにお会いするYさんは、相変わらずにこやかに応対 せっかく来たのだからと、ベンツが買えるほどの名器をガラスケースから出してくださり「吹いてみて」と気さくに仰る、、(疵をつけたらどうするの)。 フル…