もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

霜月つごもり ときわぎに祈りを込めて 死と再生の祭りを想う

ベリー公大時禱書より 12月 1409年 パリ国立図書館蔵 2016年のカレンダーも残り一枚となり、この一年を振り返る話題が多くなりました。 11月は、都心でも積雪を観測するなど冬の到来が早く、既に流感の話も耳にしますので、何かと多用になる12月1月は、こと…

遡行の旅 錦繡の森から裸樹の森へ

山の安宿の庭紅葉 2016 都内の落葉樹も随分と色めき立ち、晩秋の装いになりました。 この時期、季節がいち早く廻って来る寒い山は避けて、暖かな陽光の降る海沿いの街へでも行きたい処、人の波に呑まれることを厭う性格が先行し、結局、空いているいつもの山…

紙魚の迷宮 その迷路の出口は、入り口でもある

神保町古書街 通り抜け 地下鉄東西線を九段下で降り、首都高下の河の澱みを見るたび想い出すのは、ここが通学路でもあった学生時代の懐かしい時間です。時代は好景気に向かう中、生来の性格ゆえか?華やかに過ごす事は気恥ずかしく、恋愛をしても自らを解放…

認知症 あるいは 記憶の筐底を探して

日曜の昼下がり TVから覚えのあるピアノ曲が流れてきたので見ると 陶芸の町:益子から NHKBS「イッピン」の再放送です。 ピアニストの手元を陶板スクリーンに拡大して映し出すというリポートで、それはちょっと聞いても印象的な ヒナステラ:アルゼンチン舞…

終わり の はじまり

曇天の朝 近くの欅の梢からモズの高鳴きが秋の深まりを知らせます 柿色のジョウビタキがやって来るのも間もなくでしょう。 Hammershøi Montague Street in London British Museum 1906 ユーザーとして13年続けた関心空間が昨日閉鎖されました。 ユーザーが…