もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

2006-01-01から1年間の記事一覧

流 転

おおつごもり この日ならさぞや空いているのでは と思って出かけた エッシャー展 考えは甘かった。 会場に入るなり人いきれでむんむんする部屋では 無料で渡されるニンテンドーDS解説に熱中する若者たち ご多聞にもれず吾が愚息もその画面にペンを走らせる…

歳 末

オフィスビルには正月用の大掛かりな花飾りがお目見え フラワーアレンジメントの方々は、背丈よりも高い木々と格闘する植木屋さんようにも見える。 家電量販店の前にはDS(ダブルシェブロンではない)を買い求める行列 デパ地下 ヴィタメールに直行すれば い…

失 笑

うつくしいくに 逆さに読むと にくいしくつう 「週刊朝日」新聞広告 安倍やべえ!小見出し .

巷 間

駅頭の iichikoポスター がクリスマスだなぁと思っていたのも束の間 既に上記サイトのものは取り払われ年末バージョン?に変わっていた。 屋根つきの橋 画像(マディソン郡の橋かなぁ?) 混沌の橋を渡る というコピー イギリス湖水地方にもこんな橋があった…

詰 襟

リハビリもかねて久しぶりに電車に乗ってみる 昼前というのに、期末試験期間中か? K駅からは詰襟男子高校生がどっさり乗り込んできて車内は黒い集団で埋め尽くされた。 「ロベスピエールは顎を打ち抜かれても死ななかった」 「えっ そこが違ってたわけ~!…

揺 籃

映画『Ecole』を観る 10分近く遅れて入ったので冒頭部分は見逃す。 最近観た映画がアクの強いものばかりだったせいか、想いの他、強い印象というものはなく、淡々と静かに描写された不思議の森の初潮前のきれいな子どもたちという印象。 ある意味でとても隠…

周 遊

櫻紅葉はすっかり落葉 都内の公孫樹も今週が最後ではないかと想い 車で公孫樹並木を周遊。 考えてみれば師走も半ば 今頃の黄葉とは暖冬なのだろう。 陽が差した道路の街路樹が黄色に輝いている 東京にはこんなに公孫樹の木があったのだと改めて思う 東京都の…

彷 徨

溜まっていた野暮用を済ませに車で吉祥寺 冷たい雨にもかかわらず東急パーキングは午前11:00で満車 ぐるぐるご近所を巡回後、もう一回チャレンジですんなり入る。 吉祥寺はあまり詳しいほうではないが 息子のPTA関係でいろいろなお店に連れて行って戴い…

日 乗

家庭教師・教材会社よりセールスTEL 日に数本も集中してかかってくるステレオタイプな文言 周期的な解禁日があるに違いないといつも想う。 雑誌カーグラ 表紙 C6 の流線型は きれいだなぁ~ と見惚れていると まもなく10年目に入るぽんこつの車検代が予想…

錦 繍

時折、銀星が視界にちろちろするのは貧血がまだあるせいか 暖かいので近くの公園までゆっくり散歩 ツグミの声がする カラの混群・オナガ・ヒヨドリ・キジバトなど 銀杏・カエデの紅葉が真っ盛り 水辺ではカワセミの声もした。 ж 名の知れた元編集者の方が開…

凹 凸

凹凸 と書けば オウトツ と読み 凸凹 と書けば デコボコ と読む 日本語の愉しさ 副詞と連体詞がなかなか分からない息子の国語に付き合う。 午前中 友人よりTEL数本 人形師のNちゃんからのTELで、やっと喉に痞えていた画家:石田徹也の名前を教えてもらう。新…

魔 睡

モーリス・ルヴェルの短編「麻酔剤」が頭を掠めてもいた。 薬剤による人為的記憶障害のはじまり それはレム睡眠にも近い 痛覚と記憶を抹消する麻薬でもある。 「私が麻酔科の担当医○○です。 今からお話する説明・リスクについて、何かご質問やご不安がありま…

諧 謔

時間・曜日のカンカクを忘失した2週間は瞬く間でもあった、、、、 入院初日 いきなり人間喜劇のドタバタ劇中に放り込まれる泣き笑い その部屋は、私以外の人みなが抗癌剤化学療法施術の為にやってきた部屋だった。 「タキソール(抗癌剤)は、3回目が勝負…

周 到

忘れ物なく準備、、、といつも想いつつも いちばん大事なおさいふを忘れていたり おお呆けをやらかすことがままある。 散文詩集を読み耽り鍋を焦がす まぁ 手抜かりのひとつやふたつ あったとしても地球は回り続ける 富士山冠雪 櫻葉 紅葉 百舌鳥の高啼き 小…

浩 瀚

インフルエンザの予防注射で駿河台 今にも降り出しそうな雨に錦華公園が薄暗い 古本屋街を覘く元気がないので 東京堂書店の新刊平台をざっと見、、、 ここの本屋は昔から よそでは絶対に積まないような本が平気で積んであるから面白い 作品社の国枝史郎短編…

柄澤 齊展ー宙空の輪舞

栃木県立美術館 2006年7月16日(日)~9月3日(日) http://www.art.pref.tochigi.jp/jp/... その独逸語の先生は娘の名前を 梓 とした。 梓弓(あずさゆみ)… 遠く万葉の時代から梓の樹には霊性が宿り 梓の樹で作られた弓弦を打ち鳴らして神霊・生き霊・死霊…

秘 蹟

リクルートのフリーペーパー 「R25」 なるものを 初めて手にとって読んでみる。 25歳から32歳までの男性ビジネスマンを対象 むろん私などは対象ガイ 表1表2は、予想内のソフトバンク 女性向け「L25」というのも出るらしい 電車の中で読みきる短文記事…

面 妖

銀杏並木にころがるものの異臭 † クラナハ のポスターが気になっていた展覧会 『ウィーン美術アカデミー名品展』損保ジャパン美術館 クラナハ : ルクレチアがいい サインなのか?ちいさい悪魔くんのようなカタチが愉しいかぎり レンブラント : 1点展示な…

痛 点

痛みの記憶 それは追体験によってのみ感得される いくどもいくどもそう感じるのは 私の痛点シナプスが壊れているせいだろうか 分娩の痛みすら忘れてしまう愚かさ可笑しさの話を友と。 健忘とは すこやかに忘れて世をいきるすべ 。。。。。。。。。。。。。 …

異 界

野草園に逃げ込んだとはいえ やはりここも人造庭園には違いない が、 この樹陰にひっそりと咲く秋の草花は 、、、そのいろとしもなかりけり、、、 ほっと安堵をもたらしてくれるうす紫 ほのしろい茶花など 救われた気分になった、、、、 樹陰には 卵のうを膨…

俚 諺

薔薇さうび 遠きバビロニアの時代から多くのひとびとを魅了してきた時間 いまさらのように私が言挙げするまでもなく 馨・いろ・かたち ともにひとの手を煩わせながら 今に至る うつくしさ 秋の陽射しの強いコントラストを受け その一部が燃上する焔のごとき…

逍 遥

5月と10月の3週目は、薔薇撮影の日と決めたものの さすがに数回目ともなると、構図も定番化しつつある。 薔薇園は、さながら最新型デジカメの品評会場に近い状態で 中高年の方々が三脚担いで数時間の滞在 その合間には、スケッチやらデッサンの方がちら…

惜 陽

薔薇色の封筒に遠方からの便り来たるぬくもり 陽が落ちるのが早くなった 4時過ぎには、高層ビルからでも目線に落ちゆく太陽 5時半には星が見える ---------------- 中2生の自殺ニュースを機に 息子に 差別意識 と 優越意識 の説明をするも どこまで伝わっ…

霹 靂

フライパンの焼き掃除 換気扇廻りの油掃除 ガスコンロ・レンジ掃除 いたちごっこの掃除は果てなく続く、、 空が蒼い -------- TV討論 医療制度改革が齎した病院の医師不足など、、 アンテナぴくぴく。

銀座教文館 独逸のクリスマス市

. 銀座中央通り 和光・山野楽器・ミキモトの並び ちいさな間口の雑誌中心の本屋さんではありません。 昭和6年アントニン・レイモンド設計の 古いビルヂング キリスト教専門の版元であり書店です。 http://www.kyobunkwan.co.jp/ 毎年、秋も深まる頃に開かれ…

秋 艸

百舌鳥の高啼きを聞く 萩・薄・桔梗・撫子・女郎花・葛・藤袴 抱一の絵に登場するような秋の七草も 植物公園等で見られることが多い 斑入りのススキ葉に閻魔コオロギの声 豆の月が秋の盛り -------------------- 知人の展覧会で銀座へ 教文館 ティールームは…

思 惑

朝から 北朝鮮の核実験速報 新聞販売店拡張員のしつこい勧誘 家庭教師派遣会社からの紋切り型勧誘TEL キリスト教系M ドアホン越しの「真実の言葉を知ってください」 攻略法模索中

中 秋

うすらなる空氣の中に實りゐる葡萄の重さはかりがたしも 葛原妙子 中秋 と、これだけ書かれた一葉が、郵便配達夫の黒き鞄… (この鞄の中布はどうして赤いのだろうと常々訝しかったが、、) 不意に投げ込まれた葉書の意図を考えていた長い時間があった。 暦で…

学 窓

学園祭たけなわ もはや親の出る幕はないのだが 息子のブラスバンド部演奏会があるために学校へ 祝日というのに、校庭にはこの学校のネームバッグまで提げている制服姿の女子校生がひしめく ここは軟弱とはいえ男子校のはずなのだが、、、 知人の噂では、近隣…

臨 床

彼岸入り 金木犀がふわと薫る * わが身の立ち位置というものは 何処においても客観的に把握すべきものか、、 * 春先よりの体調不良 夏 意を決して婦人科検診込みの検査 ヘモグロビン6 MRI撮影 腫瘍マーカー・肝機能・白血球 は 異常なし 診断は、 婦人病:4…