もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

2007-01-01から1年間の記事一覧

渡 来

新緑まぶしい早朝 きょろんきょろん・ち~ の囀りを遠くに聞いて耳を澄ます シロハラかクロツグミが渡りの途中にやってきたか 起き出して、双眼鏡を取り出して、覗く気持ちも湧かないではないが ぼんやりと睡魔が居座るのでもう一眠りの5時 本日は新年度初…

堀 櫻

「僕は、当時、何度かもえぎさんをお見かけしたことがあったんですよ。 外苑西通りとか あの辺りで、、、」 千代田区富士見にご自宅のある先輩が幹事で 恒例になりつつある神楽坂酒宴 先輩の友人だというカナル・カフェの女主人に予約を入れたというのに そ…

謎 聲

春休み・土日も返上して部活に明け暮れる息子がようやく休み 「鎌倉にいきたい」という希望をいやいや呑んで 渋滞を避けるために、電車で鎌倉 湘南ライナー(電車)が 新宿→大船間 50分かからない 速いので驚いた。 櫻が満開ということで午前中から人が多…

舗 石

久しぶりの高田馬場 息子と待ち合わせでとんかつ屋 とん久 で夕食 直後に行列待ちとなったのでラッキー ここは、吉祥寺ラオックスビルの井泉 目黒のとんき と並ぶとんかつ屋だと思うが キャベツのカットがフードプロセッサ使用なのがちょっと気に入らない。 …

花 曇

コートを抱えて歩く人も目に付いた。 卒業式後の団体待ち合わせか 新人研修の移動か 若いひとたちの かたまり が目に付く。 ゆうぐれ というのに気温が18℃ 櫻も随分ほころびはじめ 連翹・花海棠・花桃・寒櫻の木々が色めきだつ 四方田犬彦 「先生とわたし…

江 湖

年度末だからか、、、 いろいろと雑事が押し寄せてきて気忙しい。 夫君の転勤に伴い、築いてきたキャリアをあきらめて仕事場を去る人など あーーー もったいないなぁ と他人事ながら感慨深い 卒業・進学・就職・移動など身近にも数人 いろいろな節目の季節を…

灰 青

◎新聞より スティーブン・スピルバーグ監督率いるドリームワークスが 「タンタンの冒険」の映画化権を行使 『タンタンの冒険』エルジェの絵は、 日本のイラストレーターの誰かの絵に似ているとながらく想い続けているが、 戦前(1907-1983)から活躍されてい…

痘 痕

白木蓮・沈丁花がほころびはじめ 冬から聞こえていた地啼きに替わって 鶯のぐぜり ほーほー けっけっちょ を聞く 囀りには もうすこしというところ 春の嵐が過ぎても タミフル頓服者がいるのでちょっとばたばたの日常 * あばたのきんちゃん といえば天然痘…

媒 体

久しぶりに 立ちんぼうおぢさん を見る 半年振りくらいになるだろうか いつもうつむきかげんにターミナル駅の交差点に近い通路に立ち 行き交う人々に向かって本を持って立ち尽くしている 今日ははっきり表題が見えた『寄せ場』という雑誌 このことば 知らな…

俯 瞰

大学入試も国公立を残してほぼ終息か 息子の学年末テストもやっと終わって学習はほぼお遊び状態になるというのに再びおべんと地獄の日々 声楽科出身の音楽専科の先生のテストは、相変わらずドンビキだというから 息子に内容を見せてもらうと、大問4題中の全…

光 粉

暖冬のおかげで春野菜が早々に廉価 たらのめ・ふきのとう・そらまめ・うど・なのはな さっそく、うどを買って生サラダときんぴら風常備菜に シャキシャキの食感とかおりがまな板上にひろがる 通り道の花屋にはチューリップや雛節句用の桃の花が賑やか 百貨店…

徒 願

13:30~17:10 保護者会 中学全体会に続いてクラス別会、学年別説明会 教員不祥事に対する学校長からの陳謝に続いて 激変した今年度の入試報告と 4月新年度からの学校改革の具体案詳細についての質問・意見など 全学経営は数年前よりAAAだという 中高も十数…

葩 香

ゆうぐれに 自転車で通るみちすがら 暮れから咲きはじめて今や盛りとなった親しんだ蝋梅の香にくわえ 別の香が薄闇をかすめてゆく どこぞのお宅に咲き始めた梅花か、、、 電車内ではクシャミをする人を多く見かけるようになった 花粉の季節の到来 暖冬と陽が…

虚 勢

もう何年も前にラジオ音楽番組で渋谷陽一が言っていた この話は、既に昭和の話となったか 荒井由美「埠頭を渡る風」の歌詞 もうそれ以上 もうそれ以上 やさしくなんて しなくていいのよ いつでも強がる姿 好きだから 虚勢をはる男性の心理を見抜いた女性のこ…

風 評

31日夕、息子が部活を終えて帰るなり 「事件 事件」 と騒がしい。 はいはい 今日は何ですか? と鷹揚に構えていると一枚のプリントを取り出した。 朝一番で中・高の全校集会があり学校長からの(あまりこころがこもっていない)お詫びがあったという、、、。…

夜 繭

祥さん・大阪からのお客人とで青木画廊で待ち合せ 七戸優個展 回を追う毎に描写力に精緻が極まり メタリック・水・硝子の映り込みの質感表現には唸るものがあり 人体表現もリアリティが増した感。 モチーフイメージがもたらすものの異郷送りにしばし感慨。 …

冬 巣

舌打ちするような声がするので藪に眼を凝らすと まあるいめだまのジョウビタキが追いかけっこをしている。 冬は鳥の観察がしやすい時期でもある。 TBSラジオ『ラジオなんですけど』 鴉の話題 で 松田道生さんが生出演されていたのを偶然聞いた。 久米宏のツ…

春 雨

PASMOの中吊り広告が春らしくてかわいい 灰シルバー&ピンクロボット 首都圏の電車とバスが3月からワンカードで乗り降り可能になる Suicaも合体すればいいのに、、、 前を歩いていた予備校生らしき兄さんのひとりが、 仲間に腰パンを引きづり降ろされそうに…

賞 味

近所の大手スーパーの棚から納豆が無くなって2週間 しかし あるところにはあるものです。 不二家のペンシルチョコもハートチョコもありました。 全ての商品とまでは言いませんが 賞味期限その日になっても正価陳列している場末のスーパーでは マスコミ報道…

車 窓

◎神楽坂のペコちゃん焼きも休止してしまう。 七・五・三のミルキー千歳飴以来ご縁がうすくなりつつあった不二家のお菓子 買えないとなると無性に食べたくなる、、、という効果で 再開したら行列も覚悟しようかなぁ。 ◎増殖する「おれちん」朝日新聞文化欄(…

慇 懃

「高校生が敬語で話しかけてくるから緊張しちゃったよ。」 中2の息子が、部活動で姉妹校と合同練習の際に、先輩からですます調で話しかけられ驚いたという。それもそのはず、自校の中1生は、入学早々初対面の先輩にもタメ口をきいて「お前たちの教育が悪い…

試 行

地方から出てきたような受験生親子を見かけた。 眼鏡女子は参考書と首っ引きで、母親と思しき人は都内地図を広げている。 大学受験も秋入試が始まって久しいというが やはりこれからが本番なのだろう。 東京では夏が終わると幼稚園お受験 11月より紺づくめ…

薔薇を聞く

. 香 は 聞く と謂う。 秋薔薇は、色鮮やかで 香も強いというが それは夏の暑さを体得して ひとまわり 花枝を伸張した 逞しい茎・枝・根の所以か しだいに冷たく澄んでゆく大気に溶ける芳香 草の匂いが名残りの くゆりたつ青系の香 おびただしい棘に護られな…

七 艸

陽だまりを覗き込むと ロゼッタの草草が地面に貼りついて陽をあびている。 トチノキやモクレンの冬芽も膨らんで にこげに包まれた若芽の開花が待ちどおしい。 冬至が過ぎてすこしずつ陽が長くなったからか ベランダで冬薔薇が咲き始めた(画像)。 ---------…

回 生

暖冬で咲き始めた蝋梅が年始には咲きそろい 頂いた一枝の馨りが部屋いっぱいに満ち満ちて 春を呼ぶ 想いのほか強い馨りは 梅よりもなほ、、 病室で 薫る花 が嫌われる理由もわからないではない。 この年末年始は、姓が変わってから十数年目にして初めての自…