2006-07-29 鑿 絆 日記 日和崎尊夫展 を観る 随分昔、目黒区美術館での木口木版画展で観て以来だ 記憶とは曖昧なもの そして塗り替えられるもの もっともっとずっとちいさな版だったと想っていたが KALPA シリーズには意外に大きなものがあった。 黒と白のびらん 亀裂のもたらす光と刃 肉の奥にひろがるかぐろき闇が 幾重にも幾重にも開く花弁 堅くやわらかな入り口に出口は無い 球體の息子たちが覗き込むまなざしは たちまちに掬われる 画像は日和崎作品