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もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

管 見

すでに 欅 の

にこげなるさみどりの葉 風にゆれ

櫻吹雪の舞う前に

新緑の季節 も 駆け足でやってくるようす

 『 レッドアローとスターハウス 』  原 武史 新潮社 初版 2012.9.30 

久しぶりに面白い本(画像)を読みました

昨秋の新聞書評に掲載されたこの本の照準となる地域が偶然にも近隣であり 

ここが西武グループ創業者 「西武天皇制の天皇たらんとした堤康次郎」の息のかかった2つの私鉄路線に挟まれた地で

特別の縁もゆかりもなく、婚姻後、20年近く棲み続けてしまった回顧とともに

新聞記者だったという原氏の丁寧に取材・収集した膨大な資料引用を読みながら

この地でわたしが見聞きした話や周知の知識を、この書で細々と確認することができました

時代は、1960~1970年代

西武線沿線に多数建設された団地に浸透した思想活動(共産党運動)や住民運動

その背景となる地域の特性を、実際、見知った者にしか認識できない危惧も感じられます

「 空間 」 が 「 政治 」 を形成するという 空間政治学 に帰納される結論には

著者自身が小学生時代に体験した(全国生活指導研究協議会:全生研による)教育の方法を交え(前著 『 滝山コミューン 』 は読まねばなるまい)

これはまた、1971年、同世代のわたしが地方都市市街区の小学校で

全校42クラス程のマンモス校

わがクラスのみ日教組教員によって実験的に実施された集団グループによる学習と生活を想い出して

時代の符牒を苦笑を交え共感しました

また

3・11以降 都内の反原発住民運動が中央線沿線(高円寺・国立)を中心に盛んであることの関連や

現在の「ひばりヶ丘~滝山団地」の老細胞?の意識の変化などに言及あらば期待したく

もひとつ加えれば

本書には全く言及の無かった キリスト教教会も、この地域には多く

病院・療養所・ホスピス・介護施設、、、生と死と宗教 の繋がりも知りたいところです

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以下 ランダム覚書

1909年(明治42)ハンセン病療養所:公立療養所第一区府県立全生病院開設を皮切りに

            清瀬周辺に病院・療養所がつぎつぎに開設される

1915年 武蔵野鉄道 池袋~飯能間開業

西武鉄道は、大手私鉄の中で唯一 社史が無い

堤康次郎は、トータル何人の妻に何人の子をもうけたか、、、

清瀬:国立東京療養所入院 福永武彦石田波郷の交流 窪田精は勤務

1950年 堤清二辻井喬横瀬郁夫 は東大細胞に所属 

      同細胞には、上田耕一郎不破哲三(上田建二郎)兄弟

      上田俊郎(三男)は、辻井を介して65年西武百貨店入社      

石堂清倫 http://ja.wikipedia.org/wiki/...

狭山事件 時刻表から読み解く石川さんの無実

1965年 共産党は、除名の神山茂夫が部落解放運動に加担の理由から反発

      部落解放運動から脱退

日本の団地風景が社会主義国ロシア・ポーランドの集合住宅に酷似

公団ひばりヶ丘団地居住者に見られるホワイトカラー率の高さ

職業構成は「専門・技術・事務職」が7割近い新中間階級

労働者階級ではない都心通勤層(勤労者)に浸透した住民運動のはじまりと西武グループへの要望陳情

住民運動を担う団地主婦層 PTA組織  団地自治会に浸透する共産党細胞

特定政党に主導されない学習会や住民運動 「むさしの線市民の会」 「大泉市民の集い」

1964年 創価学会を支持母体に公明党結成 団地進出 共産党との対立

滝山コミューン 批判

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ぼんやりしてたら既に締め切り

3度目の正直で アントニオ・ネグリ氏来日  講演内容を知りたいものです。

http://www.wismc.org/symposium/

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