もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

鳥 影

ジョウビタキの高い声が聞こえる

冬のはじまりを告げる声である

年の瀬はなにかと気忙しく あれもこれもと思ううちに過ぎてゆく

知人たちとの恒例の集まりも ひとつは愉しく過ぎた

転勤族のお一人に、大阪に戻る人が居り、寂しくなる

ヨーロッパの信用不安に派生した閉塞感と

地震災害の不安連動による経済循環の落ち込みは

それでも復興需要はあるのか、製造業ではプラス転向だというのだが

一向に実感の湧かない年の瀬

所用のついでに立ち寄った大手百貨店は、11月の始めから北欧風クリスマスの装い

人出はかなり多いように感じたものの、

インテリア用品、殊にクリスマスリース等には眼を惹くものはなく

こうした嗜好品は、自分好みの趣味の合うアレンジメントができるお店をあらかじめサーチ、ストックしておき

一点ものの出逢いのチャンスで見極めるものなのだと学習した

過ぎた霜月は、自問して振り返れば、何かフラストレーションの溜まることでもあったろうか、、、

ユーロ安でタイムセールのジノリ:ベッキオホワイト、ブラックパラティッシ、ココットロンド22cmも立て続けにポチっとweb購入

この3年は、和物陶器に入れ込んで全く見向きもしなかった欧州物に再び眼が向いた

これもユーロ安Saleに踊らされてしまったか、、、ココットロンドはかなりの重量有

そうして、、 仕事帰りに遭遇した人身事故の現場

やりきれない思いに涙が止まらず、、、たとえ見ず知らずの人であっても、、、

何か自分にできることがあったのではと、どうどう廻りの問いが渦巻き

たったいま自らの意思で、ものになってしまったぬけがらの黒い影を想うと

家族・友人・知人・周囲の人々に生かされている吾が身を知るとともに

仕事として、この事故の対処を慌ただしくこなす多くの人人の思いを重ねて

道理や理屈や言葉では尽くせない、、、感情のおおきな波が押し寄せ

それらを鎮めるのに、長い時間を要した

折りしも、その日は都内では夕刻から4件の人身事故のニュースが流れていた

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鳥 影の画像