もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

玲 瓏

月の輝くさまをも 玲瓏 とよぶだろうと常々想っている

月への陽光の照り映えが 翳となった地上から見える光、、、

秋の夜半のそんな窓辺に 

ぼうやりと一冊の本の頁を捲る独りの時間はまた格別でもある

『玲瓏』という歌誌は創刊当初しか知らないが

マットな手触りの感じのいい雑誌だったと記憶

        ※

雨の日曜日からの連鎖で浮かんだ歌集を 思いつくまま書棚から引き出せば

岸田典子・山中智恵子・葛原妙子と女流歌人が繋がり

   さんた、ま、りぁ、りぁ、りぁ  は 葛原妙子 の歌

再び 黒衣聖母 黒聖母へと戻って 

とどのつまりにここに辿り着いてしまうのは

めぐる因果は糸車~ と歌にもあったろうか

円環運動は続く、、、、

        ※

ミャンマー(軍事政権以降はビルマとは言わないのだなぁ)の僧侶たちが兵士に殴打される姿はなんとも痛々しい

黄橙色の袈裟からは 映画の記憶も新しい竹山道雄ビルマの竪琴』の水島を想う

竹山道雄訳は『ツァラトストラ、、』が記憶にある

検索するとドイツ文学の人なのか ハイジの訳もあって驚いた。

        

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