舗 石
久しぶりの高田馬場
息子と待ち合わせでとんかつ屋 とん久 で夕食
直後に行列待ちとなったのでラッキー
ここは、吉祥寺ラオックスビルの井泉 目黒のとんき と並ぶとんかつ屋だと思うが
キャベツのカットがフードプロセッサ使用なのがちょっと気に入らない。
同ビルの上にある、ここも久しぶりの新刊本書店:芳林堂へ行ってみる
池袋西口の店はなくなったのだとか、、R教大学の学生はあまり本買わないのだろうなぁ(笑)。
見易い斜め置き陳列につられ
書評でやたら取り上げられていた秋山駿『私小説という人生』を買ってしまう、、、
なんと3刷り、、、
『神経と夢想』は和辻哲郎文化賞でもさほど売れてなかった感じなのに、、
電車のなかで読み始めたらこれが面白い
けっけ と笑い出しそうで肩が動きそうでひたすら耐える。
相変わらず、ラスコーリニコフの斧を振りかざしつつの秋山節だが
数年前のジュンク堂トークセッションで言及されていたことの延長線上にあって
この胃癌を経た 焼け跡の少年ぢぢぃ が拾った石ころは硬質冴え冴え
四方田犬彦「先生とわたし」が抱える なにものか と
ラスコーリニコフ的歩行の なにものでもないなにか は
ある種の通底する手触りをわたしにもたらした。