もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

舗 石

久しぶりの高田馬場

息子と待ち合わせでとんかつ屋 とん久 で夕食 

直後に行列待ちとなったのでラッキー

ここは、吉祥寺ラオックスビルの井泉 目黒のとんき と並ぶとんかつ屋だと思うが

キャベツのカットがフードプロセッサ使用なのがちょっと気に入らない。

同ビルの上にある、ここも久しぶりの新刊本書店:芳林堂へ行ってみる

池袋西口の店はなくなったのだとか、、R教大学の学生はあまり本買わないのだろうなぁ(笑)。

書籍売り場の平積み、紀田順一郎福島泰樹の新刊が目に入る、

見易い斜め置き陳列につられ

書評でやたら取り上げられていた秋山駿『私小説という人生』を買ってしまう、、、

なんと3刷り、、、

『神経と夢想』は和辻哲郎文化賞でもさほど売れてなかった感じなのに、、

電車のなかで読み始めたらこれが面白い

けっけ と笑い出しそうで肩が動きそうでひたすら耐える。

相変わらず、ラスコーリニコフの斧を振りかざしつつの秋山節だが

数年前のジュンク堂トークセッションで言及されていたことの延長線上にあって

この胃癌を経た 焼け跡の少年ぢぢぃ が拾った石ころは硬質冴え冴え

四方田犬彦「先生とわたし」が抱える なにものか と

ラスコーリニコフ的歩行の なにものでもないなにか は

ある種の通底する手触りをわたしにもたらした。

舗 石の画像