もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

2005-01-01から1年間の記事一覧

(タイトルなし)

ニイニイゼミ し~し~し~し~ 朝夕 草叢から虫の声も聞こえるようになってきた ここのレイアウトが少々変化してますね。 行間の幅が広くなり 間延びした感じが否めない。。。。

(タイトルなし)

「 血 唇 」 その男は 師走の肌寒い雨の夜 東京郊外の病院にて 独り 野垂れ死ぬように息を引きとった 老獪作家の葬儀を引き受けた男 黒眼鏡 吊りズボン パナマ帽 という定番のいでたちで 今夜も 擦過傷の血の滲んだ言葉達を起立させる ギックリ腰は治りました…

(タイトルなし)

銀紗の雨 山の観察会 MLが届く 今回は 秘境の湖探検隊か、苔生した倒木を越えての 謎のみずうみへ赴くらしい… 行きたいが、諸事情によりまたしても歿。残念。 しんせつな友人二人より戴き物 資料コピーなど http://www.hmv.co.jp/product/... たいへん有り難…

.

いつの間にか 盛夏のような暑さ 朱 夏 は 遠い が、都心のアスファルトの上に居ると朱夏のよう。 湿度の為か空気の澱みが重く感じられる。 小栗康平新作『埋もれ木』PR番組 還暦だというのに …やたら明るく若い。吃驚。 ◎NHKBSミッドナイト映画劇場 泥の河 …

(タイトルなし)

2005年 の 五月が暮れる 朔太郎 の 天上縊死 が 降りてくる 遠夜に光る松の葉に 懺悔の涙したたりて 遠夜の空にしも白ろき 天上の松に首をかけ。 天上の松を恋ふるより 祈れるさまに吊されぬ。 Y・S女史に瞑目 NAVI 5年分の処分 せいせいする 古本屋も引き…

(タイトルなし)

. 河のはじまり という ことば に 捉えられる .

(タイトルなし)

山の観察会より 定期観察会のML入るが 行けず 密教寺社裏から霊山への修験道の険しい道を登ると みまごうばかりの毒躑躅の原 その只中に 高僧を追って山に上がった稚児が足を滑らせ他界した 断崖の淵には 稚児ヶ墓 の 朽ち果てたちいさな墓石 繚乱躑躅の大海…

(タイトルなし)

時間を作ってテオ・アンゲロプロス『エレニの旅』を観に行く。 …圧倒的画像 に ひれ伏す… 説明をしてはいけない 画像が全て 水・水鏡・河のはじまり・水没の街・廃墟・地平線・水平線・彼方 洋燈の灯り・鏡・黒い旗・白い旗・蒸気機関車 汽笛・音楽・涙・死 …

(タイトルなし)

寺山忌 だという。 奇特な知人が創ってくれたG・FAURE REQUIEM op.48 Pie Jesu / 10パターン を ぐるぐる やはり フレモーの少年の唄に訳もなく脳髄より水溢れ この諧調の在処は いづこ 葉隠れの刻 .

(タイトルなし)

映画 バッド・エデュケーション カトリック教義の基本的事項等、念頭にない若者が観るとストーリーテリングのみの、何も残らない単なる爛れたホモ映画に終始することだろう。 少年時代の敬虔な寄宿舎生活をもすこし丹念に描けば、『蝶の舌』に近い高尚さに仕…

(タイトルなし)

彫琢の日々 カーテン 網戸 洗浄 包丁 研ぎ 冬物外套 の 始末 アイロンがけ 靴磨き 身奇麗に 潔く ちいさな難儀 .

(タイトルなし)

高田 渡 訃報

(タイトルなし)

. ほうら こんなにも 確かであるよ あなうらからこころの臓腑を貫き通すことばたち 聖霊の声なき声が福音をひと息にして披き閉じたり 雲は去らず、海なす人に カファルナオという土地の名を思う そしてその土地の名は船が座礁する島 カファレウムに変じ..…

(タイトルなし)

. 岡田史子 訃報 木の芽時だから 悪い予感はしていましたが 心不全といふ 所沢在住だったとは 瞑目 .

(タイトルなし)

. 青 の 過程 デカルコマニー みづ は 暗くなり 深くなり 重くなる 錬金道士はいづくにかあらん 遠くアトスの聖域の 秘 儀 の モナド 瀧口修造展に寄せて .

(タイトルなし)

午前 におひすみれ が馥郁と咲き惑う中 ♪KEITH JARRETT『THE KOLN CONCERT』 ♪Gabriel Faure『ピアノ五重奏曲第2番ハ短調作品115』 仕事は捗らず 薄田泣菫に引っ掛かっていると またしても遠街にて 白羊宮 などと謂っている輩が居ることの不思議。緑の血 は…

(タイトルなし)

. 雨中 メジロの囀りが聴こえる この鳥の歌は ほんとうに かろやかで美しい 思い立ち 傘チャリで石神井公園へ 馬酔木・アカシデ・マンサク・辛夷・白木蓮・連翹 …立壺菫・はこべ・蒲公英・なずな… 樹の花 草の花 の 百花繚乱 の はじまり アオジのペアが黄色…

(タイトルなし)

息子12歳の卒業式 ノンポリ小学生 国旗敬礼・国家斉唱 定年間近、かつての全共闘世代美術教師が壇上に上がり 日の丸を引き剥がす。。。 てなことは皆無の静けさ。 教育委員会からもお目付け役が派遣されて いったい ぜんたい なんざんしょ。 次期入学式は国…

(タイトルなし)

. Spring has come. 辻々 の 沈丁花 の ほころび 栃の芽の 封蝋をとく 陽 の 光 .

(タイトルなし)

好機を得て ご招待に与かる Paul Edmund Davis 公開レクチャー&サロンコンサート サロンコンサートは2度目 この臨場感はたまりません。 良質なコミュニケーションを感じます。 プロコフィエフの先生だという人の ラフマニノフ風のたゆとふ諧調の時間 プネ…

(タイトルなし)

東京大学総合研究博物館『Systema naturae』標本は語る展 鉱物標本の展示レイアウト ~宙吊りの鉱石~ この見せ方はHit。 特別展『メディアとしての建築』 白い模型=アルベルト・シュペーア設計の ニュルンベルクのツェッペリン広場=光の壁 この光のスペク…

(タイトルなし)

雛の節句 早稲田古書市 奇縁なる知人と 磯田光一/粟津則雄/小池寿子/E・エティンガー/伊藤静雄 また積読本が増える。 パルナシウス(蝶)が扉に使われている何某古書目録に眼を留める。 予報では冷えるという陽気が嘘のようだった。

善悪の彼岸 Beyond Good and Evil

. 監督:リリアーナ・カヴァーニ 主演:ドミニク・サンダ(ルー・サロメ) エルラルド・ヨセフソン(フリードリヒ・ニーチェ) ロバート・パウエル(パウル・レー) 脚本:リリアーナ・カヴァーニ書き下ろし 音楽:グスタフ・マーラー「さすらう若人の歌」他 ルー…

踊るサテュロス

The Dancing Satyr of Mazara 愛知万博を前に東京国立博物館 表慶館 にて特別展 1998年3月5日 シチリア沖 水深480mの海底から 漁船の底引き網に引き上げられる。 古典後期からヘレニズム期への移行期か 希臘美術 最高傑作と目されるブロンズ像。 東博 表慶館…

(タイトルなし)

ぽんこつダブルシェブロンで高速を突っ走り 対向車もまばらな田舎の国道へ出た 黄色 突っ込め 赤 走れ とたんに 切符を切られる 指紋もとられる 立腹 クッ 9000円 ゴールド免許が…

(タイトルなし)

テアトル新宿の帰り ジュンク堂三越に初めて立ち寄る 「作家も定年制にしたほうがいいなぁ~ O何某なんか カンオケに片足つっこんでるじゃぁ~ないか」 とかなんとか云ってたオジジ秋山駿氏が 長野の版元から小奇麗な司修装丁の本を出してた… 久しぶりの新宿…

(タイトルなし)

気になる人 多田智満子/小池寿子/白石美雪

(タイトルなし)

薄氷を踏む思い そして 立春 ようやっと終わりました。 首都圏部5万5千人の闘い 三田 誠広氏はこれで一冊 でっち上げた という この世界 ?兆円産業に急成長なんだとか。 新興宗教まがいのまゆつば企業に惑わされるコトナク ホントハ…ちと逡巡もしました… …

(タイトルなし)

二十七日 は 実朝忌 だったそう… かずならぬ こころにみをばまかせねど みにしたごふは こころ なりけり 実朝 藤原克己氏が上目遣いの面差しで説諭された日を想い出す。皆、立派なセンセになりましたことよ。 太宰・小林・吉本隆明 ちょっとぱらぱら読んでみ…

(タイトルなし)

春朝まだき 雨後のあした 善良の「人の子」らみな睡る 雜木林にさやげる胸赤き ROBIN を見しか 心かなしみかぎりなく 大地に耳ふせ ゆゆしき泪の脈搏を心に聴きて 泉のごとくに笑へる也 日夏耿之介『轉身の頌』「宗教」より抜粋 旧字體・かな遣い もえぎ 改…