抽 斗
鍋釜3つ
スーツは3着
そこそこの普段着と
雨露しのげる茅屋とすこしの食べ物さえあれば
一人所帯は賄える
70代半ばを過ぎた著名な生活の先達女性が
老いに向き合う生活について何年か前にどこかで書いたものを読んだことがありました
実家の果てしなき断舎離は
20年前に祖母が亡くなった折に一度かなり整理されたものの
誰のものか判らないそれ以前の開かずの桑折も見つかり
先が見えないことを理由にひとまず一時終了
お宝らしきものが見当たらないのが良かったのか悪かったのか(笑)
さて不要品とはいえ
人にまつわる モノ・物・もの を全て捨ててしまえば
偲ぶ糸口となる想像の端尾すらも抹消することとなり
一抹の寂しさを感じたからにほかなりません
思い切り良く捨てられるものはよいのですが
特に整理整頓が苦手な母の
固執し躊躇ある物に関しては、彼女の意向を汲み保留としました
、、、
しかしまぁ~ 実家の片付けの日々で再び軽く腰を痛めましたが(泣笑)
わたしが宇宙の塵であった生前の古新聞が出てきて、作業の手が止まり、じぃ~と凝視熟読してしまいました
姉が生まれて一年目の秋の1956年当時、地方紙と全国紙の2紙をこの一家は読んでいたようです
記事だけでなく、映画広告や企業広告も父には当時を偲ばせるものがあり
無論、わたしは生まれてませんから想像の余地のみ
結婚まもなく一女をもうけ、神武景気に湧いた時代に、父はほんの数分タイムトリップしたことでしょう
ざっと見て、吹いたのは当時の使用語彙です
街のダニ グレン隊
エルヴィス・プリスリー など
元祖ラッパーとして名高い吉幾三さんの 「田舎のプレスリー」 という唄は訛ってたわけではないようです♪
極端に古い新聞は、なぜかこの日のみで、図書館のデータベースを探せば簡単に出てくるでしょうが時間のある折にでも記録もかねていくつかアップしたいと思います。