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もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

蔦 蔓

蘂より褪せつつながき夕映

     担われて薔薇の入りゆく「夜」を信ず   濱田 到

エゴノキの花も散り、スイカズラやバンマツリの馨りが漂い

ウツギ、キンシバイアジサイが梅雨空に顔を擡げてきました

ツバメの声も聞こえ

カラスは子育てに忙しそうですから要注意

今年の薔薇は、2番花の時期に入り

蔓薔薇は、まだまだ楽しめる品種もあるようす

ライミングローズ(蔓薔薇)に分類される吾がピエール・ド・ロンサールの今年の失態に

早速、図書館に赴き 園芸書を確認

蔵書僅少にて、選択の余地も無い中

品種画像もわかり易く、図解もある一冊を何気なく手に取りました

 『 失敗しないバラづくり 』 村田晴夫 講談社 2008・11・28

バラは、樹形に則した剪定が大事

ライミングローズは、基本的に剪定は不要

前年に伸びたシュートを大事にして、栄養の行き渡らなくなった古枝を剪定すればよい

花芽は前年のシュートの枝先に多く附くことから、オベリスクやフェンスへの誘引が必要 シュートは原則として切らない

http://www.shuminoengei.jp/?...

初心者が、翌年に多くの花を咲かせたいと思うのならロンサールのような樹形は、剪定無しでシュートは伸び放題にすればいい

簡単らくちん! と、思いがちですが、限られたスペースでの鉢栽培となると、これは3m以上伸びるシュートの誘引テクニックが必須で素人では難儀なことしきり

樹形がシュラブのゴールデンセレブレーションは、ガンガン剪定しても翌年の新芽さえ大事にすれば、たくさんの花を咲かせるのとは大違いです

伸びたロンサールの枝(たぶん昨年のシュート)を切り落とし、ハダニの発生に新葉も落としてしまった…どうやらこれが失敗の原因でした

本書は、一般的な装丁の実用書で、栽培種の歴史から流行の潮流

1867年ハイブリッド・ティー(H・T)1号「ラ・フランス」作出以降は、約100年この流行が続き

現在はイングリッシュローズとその親系統のオールドローズや原種系も流行している点

また空間演出ガーデニングのひとつとして蔓薔薇を捉え、花姿だけではないスペースに合った樹形種の選択をはじめに説いている点も失敗しない栽培の基本なのだと教えられました

埋草のトピックに、花姿に惹かれ育てにくい薔薇を引き受けた時の苦労が書かれており

開花した折の感慨はひとしお云々…その表現が何か文学的で、花を女性になぞらえているようで心に掛かりweb検索してみると、著者は2011年仕事中に自らの薔薇ファームで不幸な死を遂げていた、、、薔薇に纏わる想像も及ばぬ現実の奇なる物語があったことでしょうが、これも薔薇の罠なのかと驚きました…瞑目…

画像 中・下は 実家のある街の郊外の道の駅で催されていた薔薇フェス画像

道の駅は、いつ立ち寄っても人が多く、新鮮な地産野菜や園芸植物が廉価で販売されていて魅力的です

今回は、道の駅の駐車場敷地の周囲を囲むように植えられたH・Tが満開で、遠目からも分かり、<バラ会>の方々が主催された特設会場展示も人がいっぱいで、切り花や苗の販売もありましたがほとんど売り切れ状態でした

開場時間前から行列ができて、バーゲンさながらの売れ行きだったそうで、ここでも薔薇に魅せられたガーデナーたちがたくさんいることがわかりました

五月の薔薇は悩ましく魅力的 その季節もようやく終りに近づきました。

蔦 蔓の画像

蔦 蔓の画像

蔦 蔓の画像