変 幻
ねんねの ねむのき ねむりのき
そっとゆすった そのえだに
とおいむかしの よのしらべ
ねんねの ねむのき こもりうた
うすくれないのはなのさく
ねむのこかげで ふときいた
ちいさなささやき ねむのこえ
ねんね ねんね と うたってた
ふるさとのよの ねむのきは
きょうもうたって いるでしょか
あのひのよるの ささやきを
ねむのき ねんねのき こもりうた
子どもの声のたえない 大きなネムノキのある公園
心地よい日蔭をつくり
ある日 一斉にやわらかな花をつける 文月のはじまり
小学生の頃 市設合唱団にてシューベルト・ブラームスといっしょに歌った子守唄
美智子妃が聖心時代に作られた詩に曲をつけたというこの歌を
ねむのきの花が咲くと つい くちずさむ
*
都議選の告示後は やはり街宣車のアナウンスが かまびすし
告示前にも 一台 賑やかな車が
聞くと、○○実現党エルカンターレ奥方様の車、、
北朝鮮への酷く勇ましいことがらを
たおやかなお声で仰って ちょっとびっくり
あちらはあちらでまた何発も発射したというし、、
*
子守唄を歌いながら 乳飲み子を寝かしつけるお母さんには
あな かま
もすこしの辛抱です。。。