もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

韜 晦

既に 皐月入り

いちにち見過せば伸び盛りのミニ薔薇に身の毛もよだつ

蟲 蟲 蟲蟲蟲、、、

黒いアブラムシは必ずや美味しそうな蕾や若芽にぷちぷち増殖しながら師管液を吸い上げ伸張著しい浅緑の葉叢を見る間に凋落させてゆく

これも自然界の円環運動と鷹揚に眺めれば花など縁遠くなるのは確実であるから、手始めの厄介払いに原始的な水鉄砲で ちゅーっ と日々是決戦

巷では、手がかかるほど可愛いもの とも耳にする…関わる時間が長くなればたとえ命無きものであっても情がうつるのは必至

おかげでアイス・バーグ似の桃色薔薇が笑うように咲きはじめた。

しかし、、ミニのどれにも付着する蟲蟲蟲に反し

くどいようだがD・オースチンのゴールデンセレブレーション葉叢・蕾には全くアブラムシも近寄らない。唯一 黒点病に近い葉をまれに一枚見つければ、逆に安堵するほど異様な健丈ぶりには可愛さ余って憎さ百倍とまで謂わないまでも、この驚異的品種改良に一抹の恐怖さえ感じてしまう、、、。その薔薇も本日不敵に綻びはじめる。

            *   *   *  

近所の新刊本屋にて 

むし屋さんの雑誌 月刊 むし 2008年 05月号表紙 ハナゾウムシが七宝ブローチのように鮮やかで美しく眼を惹いた。中頁写真:蜻蛉屋さんのマルタンヤンマの瑠璃色にも溜息。

隣に並べられたBIRDER 2008年5月号表紙はヒタキ特集のキビタキでこれまた鮮やかな黄味色の鳥 囀りとともに新緑の森で是非とも出逢いたい。

帰宅するとまたまた奇遇 

BIRDERで挿画を描いていらっしゃる長島充さん青木画廊個展案内が

 Myth and Legend・神話と伝説

 2008.5/12(mon)~24(sat):会期中無休

不忍画廊・啓祐堂・青木画廊個展にて作品は数々拝見してきた。この春HPを開設されて益々ご活躍の様子。この方は少年時代から干潟の野鳥観察を?十年も続けられ、その緻密な観察眼には眼を瞠るものがある。私は日和崎尊夫や柄澤齊の流れを汲む木口作品が好み、、、HPで見られるようになると所有欲が増してくるから困った、、。

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