もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

冬 鳥

柿色の ジョウビタキ がアンテナの上でさかんに縄張り宣言をしている

池には オナガガモ もやってきた

冷たい雨に急に色づきはじめた街路樹のハナミヅキ・ケヤキ・イチョウ・ソメイヨシノ

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先週は中3息子の学校がペアレンツウィークという一週間の保護者の自由参観週

しかし、息子のクラスは初日から参観者ゼロ更新が金曜まで続き

「 とにかく誰も来てないし 恥ずかしいから 絶対に来ないでね 」 

と、毎朝登校前に念を押されていた。

私としては、普段の学校での息子の様子を知るのはさておき、

社会科の名物先生の大学講義なみに派生してゆく話術が楽しみだったのだが。

最終日の土曜は、午後の保護者会も重なってか、さすがにゼロ記録は破られた。

15歳 男子 35人学級

特別目立った問題もなく 長髪や制服を着崩す適度な自由も許されている

あらての反抗者もなく せいぜい授業中に別科目の宿題をするもの 

居眠りをするもの 提出物が遅いもの などなど

一見 行儀よい のもの静かなクラスなのだと担任から説明があった。

「 授業が成り立たないような他中学校の話を耳にすると、私の悩みなど贅沢なものかもしれませんが、このクラスの雰囲気というのか、傾向というのか、たいへんに皆 おとなしく その実 人(私)の話を全く聞いていない という印象があります。

 2学期からは、少し授業に臨む態度など厳しく注意したつもりでしたが、変わらない。自分の力不足であると反省もしていますが、保護者の方々にもご協力いただきご家庭でご子息の注意を促して欲しい、、。」

要するに、クラスに覇気がなく、担任の注意にも無反応

担任としては、打てば響くような活気あるクラスを望んでいるようだ

齢35歳 クセモノ揃いの教員のなかでは最も普通(にみえる個性)な数学教師の心配

どうやら先生はペアレンツウィークで総スカンを喰らったとも感じたのか

いつになく神妙なおももち

「先生 大丈夫ですよ 息子は毎日楽しい楽しいと学校に行ってます。

 受験が無い分 今は授業よりも 部活 命 になっているので、

 勉強はおろそかになっているのかもしれませんが、その点は反省させます。」

子が運動部の元気印のお母様方がさらりとかわす

おおかたの母親たちが頷いて解散となった。

確かに自分の中学時代を振り返ると 息子達の学校とは雲泥の差

後に○○組に入ったと噂のあった 鑑別送りの男子・女子生徒もいた

校内での暴力事件、器物破損もいとまなく

一目で不良とわかる生徒の起こした判りやすい事件の数々があった

しかし今の時代は、目に見えない水面下の問題等 先生は気にされてもいるのだろう

細やかな配慮はほんとうにありがたい

そんなことを考えながら 暗い雨の井の頭公園を抜けて

クリスマスイルミネーションに飾られた吉祥寺の街を通り

いつもならバス利用するところ  こ一時間かけて散策しながら帰宅。

冬 鳥の画像