逍 遥
5月と10月の3週目は、薔薇撮影の日と決めたものの
さすがに数回目ともなると、構図も定番化しつつある。
薔薇園は、さながら最新型デジカメの品評会場に近い状態で
中高年の方々が三脚担いで数時間の滞在
その合間には、スケッチやらデッサンの方がちらほら
皆様どんな写真や絵を描いていらっしゃるのだろう。
圧倒的デジカメ所持者が9割と踏んだところで
なにやら曲者のかおり漂うおぢさま発見。
ほうほう やはり首には 銀塩 ライカおぢさん!
気難しそうな表情でひとり花を眺めながらもレンズをのぞいている気配があまりない、、。
あれはアクセサリーだったのか。
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「手慣れたルーティンになってしまった文化営為の繁茂の只中に、
ただ好奇心と野次馬根性だけがしきりと閃光を発する。
そんな景色の中にしか出口は見出せないと見通していた。
そういう日常に生きる人々が、ともかくも明日の手筈を整えて夜毎の眠りにつく、
彼らの振る舞いを真似てみるほかに、いったいどうこの時代を理解する手続きがあるのか。」
この時代とは14世紀欧羅巴 偶然開いた本の頁より。