もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

アルノルフィニ夫妻の凸面鏡

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鏡好き かもしれない。

子ども時分には母の三面鏡に頭顔を埋め

その冷たい平面の奥に拡がる三次元で好んで遊んだ。

鏡に映る ワタシ の右手は

鏡の中の ワタシ の左手

しかも鏡の ワタシ は ワタシ に非ず

『パルミジャニーノの凸面自画像』よろしく

こんなコトは

こまっしゃくれた幼稚園児にも言挙げされるコト

ならば、左右逆像とならない鏡を作ればよい

鏡2枚を工夫すれば、理屈では正像となり

よそびとの眼に映るワタシと 同じ ワタシ に対面できる

      

       そして

とあるお宅の壁に掛る凸面鏡を見てから

     これが気になる

ヤン・ファン・アイク絵画にあるような凸面鏡

凸面鏡といえば 辻々に在るカーブミラーが最も身近 

曲面に死角となる幅広い空間を映し出す効果がある

「アルノルフィニ夫妻像」1434 英・ナショナルギャラリー

…この画中の鏡には絵を描く画家が映り込んで居る…

    Johanes de eyck fuit hic 1434

    (ヨハネス・アイク ここにありき)

 こんな鏡は自分で造るか 特注せねば入手困難か

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先日は、東京国立科学博物館 新館常設展示室 にて

大変興味深い 半球体凹面鏡 に出会った。

理屈抜きで (理屈はよくワカリマセンので)

オモシロイ代物 時を忘れる鏡。

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の画像