もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

既 視

残暑お見舞い申し上げます

盆も終わり 一段落して東京に戻ると

陽の落ちた欅並木や草叢から

夕蝉に混じり 青松虫や蟋蟀の声も目立ちます

半袖ではまだ涼しかった6月から

一週間~十日ほど間を置いての度重なる帰省も板につき

高速の渋滞時間を避け、最短でストレス無く往復できるよう工夫し

術後の父も落ち着いて、なんとか実家近くの病院に転院することができました

高度医療は求めずとも

いつもながら思うのは、病人に一番近い看護師さんの質のことなど、、

評判のいい大学病院では

派遣や時間給と思われる方でもみな驚くほど親切で、見舞いの来客が口を揃えて誉めている

きちんと(ふつうに)教育された看護師さんの笑顔に逢うと、病人だけでなく見舞う側もかなり癒されたりするものです

これが、そうでない処にゆくと先の病院の行き届いた教育が実感できる、、

受け手の感じ方の違いもあるでしょうが

いわゆる「いい病院の本」の判断基準が医療だけでなくスタッフ教育にもあることが分かり

出逢いの運や、教育や経験値や良心、相性を総合して考えると

今度の病院は公立ではありますが、なかなか個性的な看護師さんがいらっしゃいます(汗)。。。

        --------------

病院の往復と、母と実家での2人の時間は、これまでにない新しい生活で

昭和初期の無駄に広い町屋の旧家屋をなんとか父が戻ってきても過ごし易いように模様替えしつつ

表裏庭に在る父の長年の趣味の盆栽の朝夕の水遣りも、こ一時間以上かかり

藪蚊に無数に吸血されつつ、いずれは処分の文字も浮かびました

早朝、ごみ捨てに出てぐるりご近所を見渡せば

駅から徒歩数分の地の利なのに、こちらはご主人が逝き一人暮らし、こちらは庭も広い空き家

老夫婦の二人暮らしが数件あり、土地を処分して移転した方の草叢空き地がぽっかりなどなど

ご近所の風景も随分変わっていました

戻る日の2日前には、息子から 「 いつ帰ってくるの? まともな食事がしたい!」 コール

自炊洗濯も二十歳を過ぎたらいい勉強と、この好機の男二人暮らしを、実家から遠目に見守っていましたが食事は8割外食、、、朝食の珈琲すらインスタントで済ませていたようす

現在の課題は、彼等に食事の仕度や片付けを教えることです

なんとか上手く よいしょ してますが

息子には逃げられることが多く、、手遅れか(泣笑)。

画像は Pinterest より拝借

既 視の画像