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もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

晩 餐

日記

およそ ブンガクの命題は

恋愛 犯罪 逡巡と後悔 だと、何方かが言っていたように思います

1945年 春浅き日に二十歳の誕生日を迎え

半年弱、国内兵役に就いた父が おおむね幸せに老いて

この夏に、突如、降って湧いたように迫られた最終章の決断は

果たして良かったのか悪かったのか?

先月末 老父の切除された悪性腫瘍:食道・胃・胆嚢・大腸は

高齢患者の臨床例としてホルマリン漬けになり

なんらかのお役に立てればよいことです、、

処置の結果は 腸ろう というもの

当初のカンファレンスの説明にあった

 「 口から食べられるようにしましょう 」 という話は何処へ

予定の処置は、開腹目視の結果、非常に危険があり別の最善を尽くした云々、、

わたしの少ない脳味噌で判断しても

これから末期まで人間的な日常生活に望みは薄いと思われます

腫瘍部位や深度 大きさや数 年齢 体力 運にもよりますが

80代後半の今回の父の開腹手術には無理があり過ぎた

父の決断は、娘のわたしの意見や息子のようなホームドクターの助言には従わず

友人知人 経験者の励ましに促されたようで

それらは皆70代での手術経験者であり、複数腫瘍でもなく再発に苦しんでいる人でもなく明るい助言ばかりが出揃っていたようす 

結果は、わたしの想像の内

普通の食生活がこれで絶たれたという点では、手厳しいようですが父の想像力の欠如と言えます

病の末期であっても、自分の意思で選択できる自由があることは

或る意味でしあわせとも言えるのでしょう、、

自覚症状もあまり無い術前の一週間は、好物の鰻・天麩羅・ステーキ・鮨 ふつうに一人前をぺろり

リクエストされた亡き祖母伝授の家庭料理も作りました

今は運を天に任せ

残された時間を見守ることしかできませんが

辰巳芳子さんのスープの本を参照し

自分の末期の食事を想う日々でもあります、、、。

画像は Pinterest より拝借

晩 餐の画像

晩 餐の画像

晩 餐の画像