もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

借 景

うすく汚れの染み付いたコンクリートアスベスト館はすべて取り壊され

これといった趣きもかんぢられない新建材の匂う学舎

、、、こんな箱物へのいかがわしき投資まがいの学費を

卒業までに平均でも数百万以上納めなさいという 

学部・学科が違えば、上記の4・5倍以上の請求もある

これは別名、株式会社大学の企業説明会なのでは?

遠路、飛行機で関西からいらしたご夫婦も見受けられ

子を想う親の弱みを握った大学経営戦略室のセミナーか

まゆげ学長は、ありきたりのあくびの出るような挨拶で

よく喋る学部学科の番頭さんのごとき主任は

マスター進学が就職にも有利で、昨今は7割以上がマスター進学だと勧め

「経営はAAAです」 と言うようなことを口走る、、 

学部卒の就活は、3年の12月から始まるそうで

就職には、地頭(ぢあたま)のある学生が有利なのだそう

演壇に立った4年生2人は、4月内定の安泰組みで、地頭のいい人なのでしょう、、、

泣く子と地頭には勝てない の守護・地頭は知っていましたが

ぢあたま という単語は、私の辞書にはありませんでした

振り返れば

わが学生時代の四年間も、親に買ってもらった貴重な時間であったことには違いない

その有難さに気がつくまでに30年近くかかりましたが

何がターニングポイントでゴールであるのかは、もう少し生きなければわからない

そうしたことは、学校では教えてはもらえないこと

はてさて

文科省のまきこさんが新設大学認可の是非でニュースを賑わしていました

少子化&財政難なら、定員割れしそうな、、している学校などに予算を回す必要は無いと思うのは当然

と、私も思います

先月の説明会に出席した感想も含め

箱物と、職員給与と、官僚の天下り先となる学校・大学をこれ以上増やす必要はない

子どもや学生の将来のため、、、ではなく

番頭さんは、「私の給与のため、ぜひとも大学院進学をお勧めします」と言っているように聞こえました。

借 景の画像

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