もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

添 心

落ちてゆく潮にゆだねて救い得ぬこころひとつを遠く去らしむ

              『 青 琴 』  岸田典子  より

原爆忌をむかえ 立秋となったのに 近隣では

通常、夏の初めに聞こえるニイニイゼミの高周波音が いまだ朝夕かまびすしく

例年より ミンミンゼミやアブラゼミが少なく感じます

時折 ヒグラシが薄闇に響けば涼やかな心地になるものの

これも甲高い声や 寂寥の声など個体差があり

耳そばだてると 面白い発見があるものですね

さて

太陽のせい、、、と言ったのは誰だったか

これも暑さのせい、、、、と言いたいところ

6月末、青信号の交差点を歩行中、右折車に接触して事故に遭った女友達

さいわい大きな外傷もなく、打撲のみで、1週間の検査入院後に退院したとのこと

当初の、事故の経過説明の4時間近いTELは、友人として同情したものの

その後も、加害者や仲介保険業者を批難する長いTELが続き

私も、度々のTELが仕事や家事に障ることをやんわり告げると、今度は、携帯メッセージに変わり

多い日は、一方的に日に16通を着信することもありました

保険会社や加害者への疑問注文は

記述整理し、事実確認をしながら気持ちの整理を勧めたのは私でしたが

どうやら、加害者に向けたくも、訴えられない不満感情を解消したく同調を求めているようす

メッセージの内容も、しだいに加害者を叱責する強い口調の言葉となり、返信を躊躇してしまいました

体調の良い折をみて、お茶でもしましょう

複数長文メッセージは読みにくいこと

タッチパッド携帯返信は、私は肩が辛いので、PCアドにメールが欲しい旨を伝えると

連絡は途絶えました

私より5歳年長で教職に就いていた事もある人ですから

送信履歴を省みつつ思うところもあったのでしょう

身の置き所のない痛みに包まれると、こころも不安定にもなりましょう

理解できることも多々ありましたが

外科的痛みもこころの変調も、最終的には、自分自身で乗り越えてゆくしかせんかたない、、、、

ちょうど昨日、彼女から久しぶりにTELがありました

声が明るく穏やかになり、体調もだいぶ良くなったとのこと

焦らず、いい音楽を聴き、楽しいことをして こころ安らかにつとめて と伝えました

彼女に、一日も早く健康が戻りますように。

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