もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

玻 璃

“Fragile” -Sting- 

Perhaps this final act was meant

To clinch a lifetime’s argument

That nothing comes from violence and nothing ever could

For all those born beneath an angry star

Lest we forget how fragile we are

On and on the rain will fall

Like tears from a star like tears from a star

On and on the rain will say

How fragile we are how fragile we are

On and on the rain will fall

Like tears from a star like tears from a star

On and on the rain will say

How fragile we are how fragile we are

How fragile we are how fragile we are

たぶんこの最終幕は

生涯をかけた論争に決着がつけられることを告げている

怒りの星に産みおとされたぼくらに

暴力からは何も生まれないし 何も生まれなかったのだと

人がどんなに脆いかをぼくらに思い知らせようと

いつまでもいつまでも雨は降り続くだろう

星から流れる涙のように

星から流れる涙のように

いつまでもいつまでも雨は降り続くだろう

ぼくらはどれほど脆い存在か

ぼくらはどれほど脆い存在か

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年明けの 新日曜美術館 で、ひときわ目をひく紹介だった

品川:原美術館 ジャン=ミシェル オトニエル MAY WEY へ行ってきました。

http://www.haramuseum.or.jp/...

+3月11日(日曜日)まで開催

オトニエル作品のこれまでの作品の変遷が垣間見える日本初個展ということ

大きなビーズのような色とりどりの手吹き硝子球を幾重にも組み合わせた作品

空間立体の大きな造型や 女性の乳房や人体部分を感じさせる小品

エロスの傷跡とでも謂うような痛点をも感じさせる色彩表現あり

オトニエルの樹脂や色硝子には、硝子の冷たいイメージはなく 

温もり 潤い 手触り など、有機的な生命感溢れる質感が多々見うけられました。

特に

5mほどのテーブルに並べられた 「 涙 (Lagrimas) 」  と題された透明な壺は

理科室に眠るホルマリン漬けの色を失った屍体とは違って

マトリューシュカのごとき透明な硝子壺の中に

鮮やかな色彩で、まるで生きている海中生物が蠢いているよう、、、、

壺の中の細やかな硝子細工の浮き身を

時間を忘れて凝視してしまいます

中空に浮かぶ食虫植物のようなかたちや

ジュエリーのような大きな連珠 螺旋構造の「ラカンの大きな結び目 」など

面白い作品がたくさんありました。

◎オトニエル展に限り 来場者撮影可能

  撮影の楽しみもありました

フラジャイル は、 涙 の作品から連想

玻 璃の画像

玻 璃の画像

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