もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

点 睛

今年は例年にない寒さのよう、、、な気がしないでもなく

それはやはり寒中だから と納得して

欠礼の友人に寒中見舞いなどをしたためたり

2週間ほど前、久しぶりの39度の発熱の折には

はちみつ生姜湯を飲んでも、布団をかぶっても治まらない悪寒で

加えての関節痛と朦朧とした浮遊カンカクは

幼い頃からみる奇妙な よくみる夢 をまたも運んできたのでした、、、

まあそれが 言わずと知れた右の 上・中・下の画像

写真家: 川島小鳥氏 の昨年の話題の写真集 『 未来ちゃん 』 と

どんな関係があるのかと申しますと

ひとえに 既視覚 と、いうわけです

中高時代から写真好きだった友人は、冬休みを利用して一人旅をし

東北の田舎街で場当たり的にシャッターを押したとのこと

なかでも、子どもを撮影したモノクロの一枚が、地方新聞の応募写真展で入選し

今から考えれば、それがきっかけとなり、一生の仕事に繋がってしまった人

この未来ちゃんの表情が 奈良美智の絵の子どもにも似

友人の、古い写真の中の子どもの表情とも、とてもよく似ているように思えたわけです

70年代の終わり頃の子どもですから、あの子はもう40歳近い大人になっていることでしょう、、、

人のこころを捉える表情の機微というものは、いつまでも変わらないものですね

はてさて

暮れには、例年のボランティアの如きもろもろの活動をしたわけですが

相も変わらず、壱円を粗末にするものは、壱万円を粗末にし、壱千万円も粗末にするわけで

そうして人生を棒にふってもまだ、まともな金銭感覚が理解できないこの病の人には

どんなに懸命に何度説諭しても糠に釘状態

こうした大人はどうやってつくられてゆくのか、つくられてしまったか、親の教育の誤りか?

クリスチャンでもない私はさしのべる博愛も失せ、自分の無力と高慢と、

自分よりも相手が一枚も二枚もうわ手であることを知り、情けなく脱力し疲弊

このボランティアからはもう手を引くことにいたしました

資本主義経済に反旗を翻している人間というのは

或る意味では、お金をなんとも思わないような、こうしたとんでもない破綻者たちなのではないか、、、

どんづまりの欧州経済や赤字国債まみれの日本にも考えが及び

しかしそれらはわたしの器では及びもしないこと、、 

どうどう廻りの考えも浮沈しておりました

アントニオ・ネグリ爺さまのいうところの 

欧州危機の後に来る時代とはいったいどんなものなのか

眼を凝らして見据えたいものです、、、、

画像は

川島小鳥 『 未来ちゃん 』.より転載

点 睛の画像

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