町 家
炒られるような暑さに降参して 四天王寺散策は取り止め
そうか、、
古墳群も そこかしこ 街中に在る
東京は江戸から、たかだか500年ほどの都市、、、
大阪は1500年以上も前から街だったのだ
祥さんのキーワードにもなっていた阪堺電車に乗ってみたく
朝の連ドラ「てっぱん」の舞台もこの沿線だろうと、、天王寺から松虫へ
切符売り場が見当たらず、たったひとつの小屋窓口で切符を買おうとすると、
怖そうなおばさんが中から 「運賃精算は車内で」 の貼紙を無言でつつく、、、
暑くてもも、すこし優しい対応なら気持ちも和らぐのに
ことこと 阿倍野キューズモールを横目に路面電車は街中の道路を車と並んで走り
途中から専用線路に入るのは江ノ電のようだ、、と思ううちに下車
大通りから小道に入った長く続く路地には古くからありそうな煎餅屋さんなど
南に下ると長く続く商店街があるようだ、、、、軒を連ねた家の籠の鳥の声が響き
道を尋ねた散歩の途中の青年が、親切なおじさんに「清明神社はこの道のずっと先」だと教えられていた
気の利いたお好み焼きの店があれば、、と思ったが
なにしろ暑すぎて食欲が湧かず東に向かって歩くと 所々に風情のある古民家が
この辺りは戦災から免れた処なのだろう、、、
四軒続く木造の長屋は二階建てで引き戸が揃い、なんともうつくしい
同じような造りの家並みを何棟か見かけた
ここは流行の古民家レストランになっている 西も東も古民家ブーム
わが実家も築80年以上の古民家だが、父に美的トータリティーが無い為に
幾たびかの改築は、ばらばらで今に至り あまりうつくしいとは言えない纏まりに
人も家も うつくしく存続させること は 難しい、、、
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