もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

愛 隣

岡林信康のこの唄は、大阪ではこの辺りに相当するのか

記憶も遠くなるほどひさかたぶりの一人旅、、、

なかば仕事 のようなもの で 大阪

私のこれまでの大阪体験など、ほぼ無きに等しいものだった、、、と

感慨深い土産ものをもらった時間

レオスカラックスの映画で描かれていたパリの美しい風景

それとはまるで明暗のように、貧民窟や浮浪者排除の現実のドキュメントフィルムも折り込まれ、、

パリのそれは、大阪のそれとは比較にならないにしても

或る種、歴史ある大都市が抱える共通項を感じたのはあまりに個人的か?

しかし 私ごときに何が言える、、何がわかる、、何ができる、、という落とし穴への墜落

  御堂筋線 動物園駅で下車  軽いアンモニア

  ジャンジャン横丁 新世界 へ

  地図では、天王子駅の南西部 

  動物園駅から新今宮地域を あいりん地区、もしくは 釜ヶ崎 というらしい

  その釜ヶ崎に棲む労働者たちの娯楽施設が新世界;通天閣界隈にあたる

  ネットやTV効果により、一時は寂れていたこの地域に観光客が訪れるようになり

  通天閣下には、団体観光バスも何台か見えた 

  にぎにぎしい派手なパチンコ店にしか見えない串カツ看板の飲食店が多数並び

  大きな原色ののぼりや看板が道に張り出すように垂れていると思うとこれも串カツ店、、

  老舗や有名チェーン店には家族連れ、観光客の長い行列があちこちに出来て 

  元来は ちょいと一杯ひっかけての、働くおじさんのファーストフード だったか    

  駐輪中の自転車の多さも目を引く

  人の多い狭い路地にもふつうに自転車が入り込んでくる

  スマートボールの遊技場前、映画館前にも駐輪自転車がずらり

  かつての赤線・飛田新地も自転車でゆける距離、、、

  夜となればどんな景色となるのか 怖気づいても仕方がない

全国津々浦々 敗戦後の闇市マーケット名残りの風景は、どの街にもある

私の生まれた関東の街にも70年代始めまで 確かに存在し

その後は 消防法や駅前再開発 という名の下、大きな商業ビルが建ち並び風景は一転

吉祥寺ハモニカ横丁、新宿小便横丁、新宿ゴールデン街

新宿コマ劇奥大久保寄り、上野御徒町アメ横裏、池袋、浅草に隣接する歓楽街、、、とうとう

吉原・山谷は行ったことがないが 似た臭いのする名残りの街

世の中は 寛容 に清濁併せ持つ

銀行や警察の一部が暴力団と繋がり機能しているように

生活のなりたちがさまざまな人の繋がりにより成り立っているということ

この度の原発処理にも、釜ヶ崎地区から派遣された人が居たという話も聞く

フォークの神様の唄のとおり

道路もビルも原発処理もドヤ棲まいの名も無き人々の労働のたまもの

2007年度:都道府県別生活保護率

画像上:南から通天閣を臨む

画像中:平成の坂田三吉は居るか居ないか、、、

画像下:18歳未満お断り劇場前 「おばはん 営業のじゃまや」と言わんばかり、、、

近づいてきた小太りのオジサンは、撮影する私を上から下までガンとばし(大汗)

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愛 隣の画像

愛 隣の画像

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