もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

里 山

猛暑は続くよ何処までも 蝉の大合唱は朝から聞こえておりますが

  ゆうまぐれ エンマコオロギ が ころころ と鳴き出しました。

盆の入りまで仕事があり 翌日が息子たちのコンクール

その翌朝からの外出であったことと 度々足を運んでいる場所であるため

お天気まかせのぬるい計画で出発

まぁ こんな行き当たりばったりの旅もよかろう との甘い考えは

やはり 帰ってからの後悔も細々と見つかり口惜しい思いも続々と

しいて言えば、あちらの初盆が七月中に済んでいたことが盆休みのさいわい 

思えば、もう何年も私の帰省は常に慌しく、身動きが緩慢になった親たちに代わり

手の届きにくい場所の掃除や庭木の剪定でもしたいと思いつつ

今回も思うだけ、、、人目につく場所のみを掃除して

お線香をあげて数時間ほど滞在し、、、耳の遠くなった母のお手間にならぬようにと、

予約のとれた陶器の古里の宿泊施設へ 車を走らせました。

道は高速もすいすいと 午後4時近くに益子到着

免許取りたての頃と、息子が幼稚園の頃だったか機関車に乗るために訪れた記憶も遠い陶芸の里

ルーシー・リー展は翌日にゆっくり観ることにして ひとまず 日下田藍染工房 と ギャラリー陶庫 へ車を停めました。

長閑な田舎町だと思いきや、藍染小物や陶庫でのお気に入りは、六本木ミッドタウンガレリア価格と変わりません(笑)

世界に名だたる陶器の町の作家さんたちのなりわいを支える品々ですから当然といえば当然か

大きな賞の授章歴ある作家さんは、私の素人眼鏡に掠らなくとも高額なものが多々

それに反して 若手作家さんでも素敵なお手頃価格の器があったりで まったく面白い世界ですこと。

日が暮れかかる頃 お目当ての STARNET へ

西の小山に陽は暮れて、池のほとりにカナカナと蜩が響いておりました。

、、むぅ~ やはり 聞きしに優る品揃え 閉店も迫る時間でしたが 器はみなどれもお気に入りばかり

全てお持ち帰りしたい気分を抑えつつ  

額賀章夫・和田麻美子・郡司慶子その他のみなさまの器に魅入り 数点購入

翌日午前にも もう一度伺って 迷った織部大皿も購入してしまいました。

都内にも、こうした衣食住に渡るオーガニック系セレクトショップが続々とオープンしてますが

なにしろこの店は田舎町のさらに奥にあり、道を挟んだ反対側の小山の上にホールと食堂を併設

お店を構えてから14年目になるといいますから、この世界では牽引役的存在でしょう。

雑誌を見ていて、多治見の ギャルリ百草 など、近いものを感じました。

朝は、キセキレイの囀りで眼が醒め、コジュケイが大きな声でチョットコイチョットコイと森から呼んで

県立公園の森と池に隣接するだけあって、オニヤンマや蛾、バッタもぶんぶんでした。

ルーシー・リー展は、なんということか休館日(泣)

別のギャラリーでは 額賀章夫展開催中であったのに これも見逃して(号泣)。

異様な暑さに耐えかねて 山に逃走です。

画像:中・下は藍染工房

里 山の画像

里 山の画像

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