もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

夏 澄

朝から聞きなれない蝉の声に耳そばだてれば

    しゅわしゅわしゅわしゅわ、、、

クマゼミです。

伊豆半島以西に生息していたはずの蝉が、もう何年も前から東京でも聞こえるようになり

無論、 ニイニイゼミ・ミンミンゼミ・アブラゼミ ほどの数ではありませんが

毎夏 この特徴的な声を聞くようになってからは、体感温度も上がる気配です、、。

蝶たちも、本来は亜熱帯に棲むべき種がその生息範囲を北上させて

図鑑を開くと、表記が間違っているのではないかと、驚くものもあるほどの昨今

今年はまだ近くの植栽ブッドレアに ツマグロヒョウモン が着ません。

しかし、いつも蝶を見に行く山ふところまで生息範囲がせまりつつあるらしく

食草や食物連鎖 他の生命循環のことまで考えると、薄ら寒い暑さであります。

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私にとっては本来の夏休みの一日 息子が合宿に行き 静かな休息日

薄くなったおつむに、トラヤで夏帽子が欲しい という人も居るので

では、新国美で 先日見逃したモローのトラキアを見てから 銀座経由で と話がまとまり

空いている日曜予測で車を出すと、、案の定、道は空き 車は徒歩3分圏内に停められたものの

オルセー展は午前11:30で40分待ちというアナウンス、、、ちょっとミッドタウンガレリアで時間を潰してから14:00頃行ってみても30分待ち、、

どっと疲れが押し寄せましたが、仕方がないので並びました。

無論 お目当ては モロー トラキア なので 他は、飛ばして観るつもりでした。

http://www.kanshin.com/diary/2270079

む~ やはり実物は違うものです、、、絵が語る力があります、、、

モネ:日傘の女 の意外な大きさに足が留まり http://www.merci-paris.net/tableau/...

中学だったか国語教科書にて触れた文章を想い出し、明るい陽光の画面の裏に、死別した若妻への想いなどを感じました。

他には ゴッホ やはり色彩がぐんを抜いて鮮やかで構図もいい

耳斬り事件の真相など、犯人は娼婦を廻る争いに剃刀を持ち出したゴーギャン説が有力のようですが

ゴーギャンの嫉妬も、なるほどと理解できるゴッホの素晴らしい才能には納得至極です。

さっと観た限りでも、ゴッホ作品には 色彩で人を魅了し、構図や筆致に表出する情念の吐露が解り易く

この部屋は黒山の人だかりでした。

わだばゴッホになる と言ったのは棟方志功でしたが

秋には ゴッホ展 が開催されるようす http://www.gogh-ten.jp/tokyo/...

 

ルソー 蛇遣いの女 も注目作品で

これも見たかった作品ですが、圧倒される大きさで、画面細部の密林の奥深くへ笛の音色とともに導かれる気持ちにさせられました。

戦争と並列された 蛇遣い 

インパクトは十分な元祖シュルレアリストでした。

モロー は 言わずもがな 

色彩も筆致も素晴らしい秀逸な作品です、、、この場所に不似合いな一点のようで哀しい気持ちにもなりました。

モロー作品は、モロー美術館にて眠りに就いて欲しいと想うのがファンではありますが いたしかたない、、、

透明で繊細な薄絹のブルーが薄明の中に響き、、、結い上げられたうつくしい髪の三編みの娘の祈りとは

朋友シャッセリオへの哀悼でもあるのでしょうか?さまざまな隠された寓意を考えながら

とにもかくにも、印象派象徴主義を同じカテゴリに詰め込むのには無理があり過ぎる と憤慨の気持ちも湧きました。

セザンヌゴーギャンの一級品も来てますので、興味のある方は 東京16日迄 です。

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17:00過ぎ 銀座に出ると、祭りの後らしく 男女浴衣姿の方をたくさんお見かけしました。

裏通りなどでは、色無地の縮みなど粋な浴衣を着こなす御婦人も少数いらっしゃいました。

トラヤ に行くと、日曜定休 

ネットでお目当てにメボシを附けて確認したつもりになっていましたが

見落としました、、、今更ですが、、、日曜の銀座はお休みが多いのでした、、疲れた(笑)。

さてさて

先日の魔女集会でも話題に挙がりましたが

仲良し魔女たちは、みな揃いも揃って  男性の薄毛  ぴかぴか  のん ぷろぶれむ(笑) 

禿げのカッコいい人 たくさんいるわよね~

微妙に被って隠す人のほうが、ダンゼン カッコ悪い~ みっともない~

 で 全員一致  

男性諸氏のみなさま  頭髪には 自信を持ちましょう!

夏 澄の画像

夏 澄の画像

夏 澄の画像