麦 秋
五月も終わり
杜鵑の声はいまだ聞こえず
Hydrangea ヒドラの潜み の 紫陽花 も 顔をもたげはじめ
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いつぞやの朝まだきは 早起きの得か
母校高校の図書室からご自身の出自や来歴を語る内容で興味深いものでした。
少年と父 という命題は、そこかしこに在るものの
障害を持つお兄様の話と、父上との相克は、後のお仕事に確実に繋がっていったご様子
そのお仕事の意訳等には、ネット上でもいろいろツッコミもあるようですが
世の中への敷衍の功績は多大、、、というところでしょう、、、
静かな語り口が好ましい方です。
こちらはまた 対照的と言いましょうか
ある時期まであまり公には出てこられず、
新聞等の辛口寸評では過激な文壇評を書きまくっていた丸山氏でしたが
『安曇野の白い庭』上梓あたりから三省堂書店でサイン会をしたり
紀伊國屋ホールで講演会をしたり、、2005年頃にはTV出演もされて
NHKBS ご自宅の素晴らしい庭を映した一時間番組は録画した記憶があります。
http://www.youtube.com/watch?...
↑は、総合週刊ブックレビューで簡潔編的番組
今回の 『猿の詩集』インタビューでは
相変わらず、文壇の人間とは付き合わないと言いつつ 他の人とは誰とでも付き合う と言い
とつとつとしわがれ声で語りながら、還暦をとうに過ぎた作家の仕事が大詰めを向かえた事を匂わせていました。
先の大戦のこと
情に訴えるのはいくらでもできることだが、それに頼らぬことで描きたかった、、云々
梯久美子さんの質問も的を射てよかった
是非とも再放送していただきたいです。
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画像 中・下は、昨年から気になっている郡司慶子さんの陶器蓋物と陶板
またも 桃居 での展覧会を逃してしまいました、、、細工がうつくしい
画像中・下 益子starnetさんより拝借 http://www.starnet-bkds.com/