炯 眼
日本国憲法(抄) (昭和21年11月3日)
第七條 天皇は、内閣の助言と承認により
国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
七 栄典を授与すること。
第十四條 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。
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春秋で年間、一千数百人という褒章
聞くところによると、身近なものになりつつあるといいます。
学生時代の親友の父上は警視庁からか
実家ご近所の父の知人は長年の消防団の功労で
この関心空間でのお友だち Sさんのお父様も
見知った方だけでも数人いらっしゃいました。
父には、しばらく前に総務省から打診があり
この度の春の褒章授章者700人弱の中に
藍綬褒章授章者として入れていただくことになりました。
父の功績は
街の町内会長に始まり、市の自治会元締め
それに繋がる県の役職も何か引き受けていたようで
定年退職後のボランティア活動は通算で20年以上になりました。
授章式は、詰め所の ホテルで行なわれるため
連日、100人ほどの授章者が地方から宿泊して準備だそうで
この行事は、一週間続いて行なわれているということでした。
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いただきもの
記章 ・ 書状1枚
総務省伝達式後の 松花堂弁当(汁物付だが質素な内容)父母2人分
式後、授章者・配偶者 がバス分乗し 豊明殿にてあの方と謁見(美智子皇后は体調不良で欠席)
あちらで おことば(実質10分内程度)
ご一家アルバム 菓子 拝受 記念撮影(低額だが有料)
(往復交通費:普通乗車券代金 は、総務省から出たのか、、ヨクワカリマセン)
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総務省からの日程スケジュール詳細は、3日前にようやく知らされたとのこと。
マスコミ発表後は、実家にカタログが山のように届いて営業おじさまが詰めかけたようで
とり急ぎ、私はネット予約でホテルだけは押さえましたが
電話で聞く限りでは、その業者から聞いたという細々の話に疑問が多々ありました。
式前日、ホテルロビーで老親と待ち合わせると、すかさず、そのおじさま方がやってきて
私には、誰が何方なのかホテルの方なのかさっぱりわからず
しつこく案内された、フロアー特設会場に行って、およそを了解いたしました。
特設会場は、さながら全国物産展で、商品には全て菊の御紋が入ってます、、、(呆)
このサイトは、本日初めて知りましたが
商品斡旋方々、旅行代理店如きパックツアーで一括案内の営業だったのです、、、
それもこれも総務省からの連絡があまりにお粗末な為に、業者が付加価値をつけているからでしょう。
菓子:残月 が、その日は売り切れ と、おじさまはしきりに話していましたが(石川県の菓子舗のもの)
御紋入りよりも、ホテルのすぐ近くに本店のある「残月」の方が
私にはありがたい、、かな(笑)。
同日の授章者には、北海道、大分、広島 他
遠方から車椅子の方もいらっしゃいましたから、付き添いご家族の方のご苦労も含めると
パックツアー営業は分からなくはなく、、ではありましたが、、、。
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式は、午前中から、約一時間弱
国旗のもとで、起立の国歌斉唱にはじまり、、、
私は、歌詞に同意できない意思あり で 着席瞑目
息子の学校では、国旗掲揚・国歌斉唱が意識的に一切無い為、この5年は半ば忘れていましたが
拒否すれば、減給や処分もあるという都教職員の方々を想うと、こころ痛みます、、。
原口大臣は、国会で欠席、副大臣・総務省事務次官が臨席の元で授章・書状授与がありました。
大臣の挨拶代読は、通信・郵便・民生委員・地方自治・行政書士の授章者への功労を讃える文言でこころ温まりましたが
あの方からの書状文言には、いささか、 カチン
いやはや ほんとうに、 たかびー かぎりなし
実際、あの方は、この文言をご存知無いかもしれず
本来の国民象徴としての役職を全うさせるおつもりある役人・側用人なら
宮内庁はじめ、総務省役人が、もすこし念入りに検討する必要ありありではないでしょうか?
何が、ありがたいのか?
菊の紋入り商品を売る方々も、この際よくよく考えたほうがよろしい肝心なことです、、。
父母には、周囲に踊らされて大きな勘違いをしないよう重々謂い含めました。
バッチと書状を頂き
この後、バスに乗って参内しなければ、堅苦しいモーニングや着物を着なくとも済みます。
この伝達式終了で、昼前後に帰ることも可能です。
物見遊山で、ぴかぴか血税豊明殿に一度くらいは行ってみたい、、
と思う方ならよろしいかもしれませんが、、バスが戻って来たのは、4時近くになりました。
とにもかくにも、2日がかり
不思議な国民性の方々に振り回されて
老親には、寿命の縮む行事が終りました。。。。
鞄持ち娘も、おろおろする老親の世話係りとしてくたくたになり
夕刻、帰宅して夕飯の支度をする元気を失いました(笑、、、。
画像:終わりの近いホテルからの眺め
角部屋のファミリースイートは、広くていい眺めですが、調度がビジネスホテル並み
画像下:聖子さんが2度目の式をしたという旧館チャペル