常 套
.
ブンガクの世界では
成り上がり よりも 没落 こそ が
う つ く し い
以前、寺山修司が 家出のすすめ の折に、
「あぁ~これ 出る家がある場合の話ね(青森イントネーション)」
と、言っていたような気がしますが
同様にこれも 「没落に値する 家 がある場合の話」 に違いありません、、、
現実には およそ
没落 よりも 成り上がる ことのほうがはるかに難儀なことでしょう
こうした時代ですから、世の中にはあまた小没落の記憶ある、もしくは気配ありありの諸兄もそこかしこにいらっしゃることかと、、、からこそ、、、
没落の物語が幾世夜経ても人を魅了するのでしょうか
2、3年前から 太宰生誕100年記念などで
美術館では、ゆかりの写真展が開かれたり
JR陸橋では、写真を撮る人をたくさん見かけるようになり(三鷹事件関連ファンかもしれませんが)
玉川上水文学散歩の企画も多趣多様に行なわれているようです。
いつぞやのTV番組も
TBS太宰治物語の後に
これを観ると、違った視点からの照射が面白く、BShi津軽の番組でも、ファン層の広さ厚さ深さを感じて驚きました。
津島祐子さんと太田治子さんは、同じ歳だということにも気がつき
新たに驚きました。
映像は、活字より更に なまなましく
「赤目四十八瀧心中未遂」「ゲルマニウムの夜」に続き
今回の荒戸源次郎作品はどんなものになっているのか楽しみでもあります。
●NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://cgi4.nhk.or.jp/creative/cgi/...
そのうち何方かがキーワードになさるでしょうが
動画好きには、眼の離せない楽しそうなサービスのようです。
NHK職員の撮影に携われた方々のお名前が反映されないのがややお気の毒な感があります。