もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

菊  馨

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神無月 つごもり

路地ものの菊の花が咲きだした。

街路樹のハナミズキも紅葉し 

つぶれた銀杏の実の なんともいえぬ匂いを放つ秋深し

菊花の馨りといえば

子どもの頃から馴染みはあるものの

薬臭いような青臭さとでもいうのか

刺身のつまならいざしらず、黄や紫の酢の物にでもなっていたら

どうか御免こうむりたい、、、

いい香りだと思ったためしがない。

それがこの時 購入した『菊』から

菊花の馨りに対する見方が少しずつ変化し、しだいに馴染めるものとなってきた。

大正10年発売の日本的な花の馨りをコンセプトにした香水

それはまごうかたなき かつての祖母や母の鏡台の馨りでもある。

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恒例、インフルエンザ予防注射にゆくも

途中の古本市に引っ掛かり、時間外アウト。立ち寄りは時間に余裕を持たねばいけない。しかし、古本市の顧客年齢層は高すぎる。平日の昼間だから無論のことか、、、そのうち、巣鴨地蔵商店街に近づく日も来るのではないか。

田村書店の店主は、相変わらずお客と作家の話をしていた。

タトルがなくなり、三省堂自遊時間も閉店。む~古書価格は、全体的に値下がりしてるような印象を受けたが、業界自体の売り上げはかなり減っているのだろうなぁ。

信山社 で 『図書』臨時増刊号「私のすすめる岩波新書」を探す。

これは11月半ばからの配布らしく

ちょっと気が早かったですね。

菊  馨の画像