もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

寒 露

窓を開けると金木犀の馨りが漂ってくる

葡萄もまもなく終わり しゃきしゃき林檎の季節の到来

         *   

さいたま市に14日にオープンするという鉄道博物館のプレゼン番組を2つほど見た。駅名も鉄道博物館駅に改称するというから力が入っている。

入場はSuica利用でピッとスムーズだというが大人1000円は意外にお高いのではないか。

電車好きの息子が幼稚園頃までは、お友だち親子と誘い合わせて秋葉原の旧交通博物館に何度も足を運んだ。万世橋の「肉の万世」1Fで、限定のカツサンドやクリームパンを買いこんで博物館上階の広い休憩室でのんびりお昼。平日はいつも空いていたから安心して子どもを遊ばせることができ、なによりも電車好きの子どもたちのランランと輝く眼を見ることが親としては嬉しかったように想う。

空いている館内には、たいてい鉄マニア?の背広姿(たぶん仕事の休憩中)のおじさんが客として来ていて、子どもに説明してくださったりで楽しかった。ジオラマ上演会は1日数回だったと記憶しているが子どもたちは2回見て納得 「 また来ようね 」 といいつつ帰路についた。

、、、クリスマスや誕生日の度に増えていったプラレールダンボール箱で3つ。今も納戸の奥に眠っている。小学校入学頃、とある映画に洗礼を受けた彼は、その後恐竜に転向。彼の嗜好の継続がほぼ5年タームであることを知る(笑)。

新しくなった博物館はハイテクシステムを多用したつくりでJRの先進技術を披露する素晴らしいものなのだろう。<機関車やえもん>が迎えてくれた古鉄と油臭い寂びれた旧博物館とは集客数も桁が違うのだろうが、あの<やえもん>がまた迎えてくれたら今の子どもたちや、昔の子どもたちもきっと嬉しいに違いない。

開館当初はきっと混雑するだろうから、メディアに忘れられた頃にでも行ってみたいと思う。

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