風 媒
『 夏の終わりと永久運動 』
軽いエッセイのような文章だったと記憶するが
その内容よりも表題のみがいつまでも残り
夏の終わりになるときまって想い出す
(正式名 友だちと永久運動と夏の終わり 村上春樹1981年文學界11月号)
… 誰も 永久運動など したくない …
シュジュフォス と ダナイド の如き憂いをともなう節目の候
* * * *
野分過ぎれば 秋だろうと思ったものの
続けてやって来る温帯性低気圧の影響か
寝苦しい熱帯夜が再び
かぜのおとにぞおどろかれぬる は 残暑にすさぶ蝉だろう
こう暑くてはまだ夏物整理も躊躇しつつ
ひとまず網戸洗い・窓拭き・植物剪定・ペットの亀磨き(9年生きてる)
レンジフード掃除・ガス台、五徳磨き・包丁砥ぎ・やかん磨き・鍋磨き
夏色服を洗濯とクリーニングに仕分け整理
アイロンがけ・靴磨き
想い出して古いCDを聞きながら
家事は滞りなくなんとか落着 と言いたいところ
CD・本の整理は相変わらず手つかずのまま
脳内で、符牒:マギ礼拝図 の来歴等がぼんやり居すわるせいにする
昨夜は瀕死のアブラゼミが部屋に飛び込んできたかとおもったら
今日は今日で、ミンミンゼミ屍骸(に違いない)を拾う
オニヤンマは息絶えるとあっという間にその目玉が緑から黒に変色すると聞いている。これはどうなのだろう、、、体は緑色のままだが、目玉は黒い。