風 奏
酷暑続き トウキョウ
中3の息子が所属する、部員数の少ない中・高混合ブラスバンド部が
第47回東京都高等学校吹奏楽コンクールに例年のごとく出場
帰省を遅らせ <府中藝術の森劇場> へ
ここでは 真夏の5日間 朝9:00過ぎから夕方6:00迄
都内100校を超えるスィングガールズ・ボーイズたちが
吹奏楽甲子園よろしく練習の成果を競い合い、各校10分余りの決戦が繰り広げられる。
A・B・C と3つに分かれた会場では、さらに、午前・午後前半・午後後半と3交代の入れ替えチケット制だからその盛況ぶりも伺われるだろう。
午後後半チケットで入場すると、既に会場は満員、運よく空いた前3列目に着席。毎回金賞をさらうので有名なH校の演奏から聞き始めた。
さすがに聞きしに優る演奏、楽曲選びも上級者、短時間にメリハリのある4楽章構成で、クレッシェンド部分のラッパ系ユーホニュウム・ホルン・トロンボーンの高鳴りには興奮した。中・高生の演奏とは思えない素晴らしさ。練習量も半端なものではないに違いない。
さてさて、土・日、ゴールデンウィーク、夏休みもなく、お弁当持ちで毎日のように練習したわが子の学校の成果やいかに、、、、穏やか過ぎる選曲の、出だしと最後の主旋律を受け持つわが子のフルートは、親としては動揺隠せない時間であったが、眼をつむり、音に集中すると、ブレスにやや難はあったもののミスタッチなく切り抜けることができてほっと一安心。結果は、予想通りの銀賞だったが、よく頑張りました。
指導は、OB大学生・卒業生のボランティア中心によるものが校風で、この方達の献身的活動もこの受賞には欠かせないものだった。上達は個人練習に依るものが大きい器楽演奏だが、そのそれぞれの重なり合いが諧調になった時の喜びを共有した彼等の時間がもたらすもの、、、その少年と青年の時間を忘れないで欲しい。