夜 蝉
早朝に聞く ひぐらし は
山の宿で聞くものと想っていたら
東京熱帯夜明けの薄明かりの中でも聞こえてきたので驚く、、、
つくつくぼうし も もう聞こえる
「つくづく 帽子を被っておでかけください」 と
朝から駄洒落を滑らせるおじさんは、土・日の天気予報に登場する南利幸さんだが
この人は丸顔に薄くなってきたおぐしが可愛らしい。
おぐしが薄いといえば、N響アワーでもおなじみ 池辺晋一郎さんも
本題を忘れそうな分かりやすい解説と滑りすぎる愉しいお話で素敵だ。
精巧につくられたカブリモノをのせた歌手や俳優さんは映像でよくみかける。
やはり ハイビジョン は 正直もの
暑い夏は、いさぎよい頭と顔が 涼やかで好ましい。
(冬も いさぎよさは必要だが)
◎小田 実 追悼番組
世界・わが心の旅 「ベルリン生と死の堆積」を観る
1993年の再放送
ベルリン自由大学で教鞭を執ったという小田実氏の
壁崩壊後の再訪による友人達との再会レポート
番組最後の語り
カメラ目線 眼をうるませ声を詰まらせながら
血痕が今も残る集団市民処刑場プレッツェンゼー追悼所前の
静かな力のこもった言葉がこころに響いた。
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為政者の治世によってコントロールされた法律と行政と教育が
宗教をも含めて
何千年もの過去の歴史の学習を経ても尚
繰り返される矛盾に
わが子はしだいに気づいているだろうか?
晩秋の広島・長崎修学旅行を前に
夏休み前の一週間、5人の教員によってさまざまな角度から講じられた
社会科教科書三行で済まされた
言葉たちの裏に確実にあった事柄の特別講義を
どのように受けとめたろう、、、。