詰 襟
リハビリもかねて久しぶりに電車に乗ってみる
昼前というのに、期末試験期間中か?
K駅からは詰襟男子高校生がどっさり乗り込んできて車内は黒い集団で埋め尽くされた。
「ロベスピエールは顎を打ち抜かれても死ななかった」
「えっ そこが違ってたわけ~!」
世界史正誤問題のようす、、、懐かしい単語を耳にするが、高校世界史という教科はその後の私の時間の中ではほとんど必要が無かったに等しい。
全国には今頃、未履修科目を詰め込まれている同年の少年達が大勢いるのだろうなぁ。
ここの男子高生達は独逸語も必修科目らしく、単語帖を繰りながら集団でお勉強していた。
声がデカ過ぎ。
帰り H駅前には学ラン姿の大学生4人が直立。
かわいそうに、暖冬とはいえ先輩関係者を試合会場前で出迎える為の待ち体勢か
よくよく見れば、水色の腕章には東京大学と書いてある。
東京大学応援団とは
体育会系負け続ける男達へエールを贈る、なかなか面白い集団らしい。