もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

揺 籃

映画『Ecole』を観る

10分近く遅れて入ったので冒頭部分は見逃す。

最近観た映画がアクの強いものばかりだったせいか、想いの他、強い印象というものはなく、淡々と静かに描写された不思議の森の初潮前のきれいな子どもたちという印象。

ある意味でとても隠微にデリケートに描きたかったであろう女性監督のこころが窺える。

 ムンクの絵にベッドに裸体で座る『少女』という作品があったが

 あちらの絵に表出された初潮の困惑のイメージのほうがはるかに強い。

しかし、ことさら強く主張しない ことがら にこそ

無邪気に遊ぶこどもたちに不意に訪れる性徴の理不尽さが

現れているのかもしれない、、、、

映画評:

滝本誠という人の「少女出血サスペンス」には呆れた。

誇大妄想エロおじさん、、そういう内容では全く無い。

嶽本野ばら という人の著作は未読だが

彼の評が一番、的を射ているように思った。

森のいきものたちの音声効果が鮮やか。

ふと 湊 晶子さんの女子教育のお話が脳裏を翳めた。

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