もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

臨 床

彼岸入り 金木犀がふわと薫る

        *

   わが身の立ち位置というものは

   何処においても客観的に把握すべきものか、、

  

        *

春先よりの体調不良

夏 意を決して婦人科検診込みの検査

ヘモグロビン6 MRI撮影 

腫瘍マーカー・肝機能・白血球 は 異常なし

診断は、 婦人病:4人に1人は罹るという筋腫 握り拳大 子宮中に多数

治療方法に選択肢がある為に逡巡の猶予が与えられ

個人開業医・総合病院・大学病院と外来を廻る2ヶ月が過ぎた。

「ここでは重篤な症例の方でも2ヶ月近く待っていただいてます。

 あなたの症例なら3、4ヶ月待ちは当たり前

 執刀は、激務をこなしている研修医になるでしょう。

 その程度の病気だということをご理解いただきたい。

 信じがたい話ですが、T医大などでの腹腔鏡手術は、1年待ちだそうでよ。

 僕は常々疑問に思っているんですが、これが医療といえますか?

 あなたのような患者さんには、地域医療を受けていただきたい。

 総合病院O病院の何がいけませんか?利潤目的の病院ではないですし

 慶応のいい先生が居るはずだが、、、。

 あちらの病院のほうが、あなたの病気には妥当です。」

強力なコネクションでもあれば、対応も幾分は違ったのだろう。

非常に事務的で的確で説得力はあった。

4時間待って10分の話。

飛び込みでの大学病院の扱いはこんなものだという勤務医の話も聞いていたし、

医療の分担制という社会のしくみも体験的に実感できた。

末期・終末治療もサテライト病院へ廻される現実は親族で経験済

医療も、己の我が儘では単純には選択できない。

臨 床の画像