もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

(タイトルなし)

歳若き 歌詠み 彗星の旗手

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ごう君 の 歌によせて 想うこと

冨士谷御杖 『真言弁』 

 さてその霊となるはいかなるものぞといふに、

 所欲の筋は為にいづべからぬ時宜の

 その時宜にかなへむことの難さに

 せめて歌によみてひたぶる心をなぐさめむとする心

 これなり。

言霊の宿る歌の言は、所思・所欲の屈折をはらんでおり、時宜をやぶることのないがために、ついに為・言行としてまっとうされることなくおわった主体・ひたぶる心の墓標にほかならない。

              坂部 恵:意訳より

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