もえぎの日録

関心空間(2016.10.31閉鎖)から移行 日記とキーワードが混在しています 移ろう日々のことなどを記します

驟 雨

先日の三鷹・調布の一部地域の雹騒ぎの折は こちらからも 不気味に漂う南西の真っ黒な雲が見えて まさかあんなことになっているとは と 後ほど仰天した次第 梅雨明けが待ち遠しいこの頃 明ける前には またの豪雨もありやなしや 東京の田舎者は 生来の出不精…

過 半

http://www3.nhk.or.jp/news/html/... この話です 国民の過半が容認している と、与党の偉そうな方が答弁してましたが ほんとですか??? 先の衆議院選挙で 自民・公明に投票したそこのあなたにも これに関しては身に覚えの無い人も居るだろうに 日曜の昼下…

風 聞

空木 菖蒲 色づいた紫陽花 が濃さを増した緑に映え 例年より少し早い関東の梅雨入ながら 北海道は異例の暑さといいますからやはり異常気象でしょうか? うちのクサガメは、昨年より少なめの1回目7個産卵 (昨年は、計3回で二十数個産卵) 鉢の大きさとバラ…

繁 茂

若葉の季節も過ぎ 緑濃き五月も後半戦に入りました 今年は GW前からお久しぶりの友人知人から次々に連絡が入り 友人宅に伺ったり、招いたり、会食やら展覧会やら お遊びに多忙の日々が続き 胃腸をやられてお粥のお世話になって一段落 その友人のひとりが 直…

遡 行

卯月 つごもり 藤棚には 垂れ花が満開で 躑躅・杜若・菖蒲も けざやかに 薔薇もそこかしこに咲き出しました 今年は 櫻と欅の芽吹きが同時にやってきて 山に向かえば この卯月ひと月の さかしまな植物の時間の遡り 父が残した さまざまなものもの の廃棄には …

SAYAMA みえない手錠をはずすまで

高齢のお爺さんが駅前で配っていたパンフ ほとんどの人が無関心に行き過ぎる中 ふと 気が向いていただくと これ でした ドキュメンタリー映画 SAYAMA みえない手錠をはずすまで 監督:金 聖雄 音楽:谷川賢作・小室等 プロデューサー:陣内直之 2013 キネマ…

垢 離

都内は櫻満開のお花見日和 薔薇の新芽も伸び 春本番です 彼岸前には、近隣の主か?行き倒れのカエルも 近くのビオトープには、とぐろを巻いた寒天質の卵塊が揺れて おたまじゃくしも出てきそう さて 亡父の事務手続きも2、3残しておおかた終了 交際が広か…

駆 込

、、弥生は雛の節句も終りましたが まだ寒い春待ち月 風が吹けば桶屋のたぐいで、仕事が平常に戻りつつあった大雪の後 また椎間板ヘルニアが再発し 身動き取れない状況に(泣) しかしまぁ 2週間が過ぎると、人の細胞はぐるりと入れ替わる? 痛みと痺れは残…

葬 送

都内は 予報どおりの 綿雪もよひ 名ばかりの春の日に 戸外は灰白に塗られてゆきます、、、 冬に逝く人が多いという話は 歳を重ねる度に耳にしました 12月半ば 癌の進行からくる貧血で自宅で転倒、軽い骨折をした父は そのすぐ後に大量下血 秋の転院でお世…

宿 木

カレンダーも最後の一枚となり、クリスマスリースでも飾ろうと戸棚をがさごそ、、これはツリーと違って場所をとりませんので好きなんです 息子が産まれた年に友人に頂いた木の実やモスのドライを20年毎年ずーっと飾ってきましたが、これがいよいよ崩壊気味、…

小 春

外苑の公孫樹並木が、早明ラグビー戦の頃には黄葉になる慣わしも 国立競技場がオリンピックに向けて取り壊されることになり ここで最後の早明戦とあらば盛り上がりもひとしおだったことでしょう いろいろと 時代の区切りの年にさしかかっている感です、、 実…

微 熱

富士のお山も雪被り 都内の街路樹も 秋色に染まりつつあります 毎年、予防接種の時期になるときまって風邪をひき 今回もまた軽い風邪が完治したと思いきや 軽いまま長引いて 微熱が7.1ありましたが、昨日済ませてしまいました(今のところ異常ナシ) 東京…

遅 延

かれこれ 2013年の神無月も後半 今月の帰省も終わり 友人知人の展覧会に伺ったり 旧友との久しぶりの会食など 展覧会は、作者の年齢とともに個性に磨きがかけられた感あり 平面抽象画の人は、所属の会への出品用の大作よりも 10F以下の小品に好ましいものが…

道 艸

秋刀魚もお手頃になり 梨・栗・葡萄・林檎・蜜柑、、果物も 多種、色とりどりに並んで 秋もしだいに本番です 秋の陽は つるべ落とし ぐるり山に囲まれた処では尚更に早いものですね 関越から車を走らせ2時間、、、夏は賑わう避暑地の銀座も 季節がすすめば…

斜 光

いくたびも浮き沈みつつ流されて ひたに生きこし いづくにむかふ 駿河療養所 梅林加津 久しぶりに家族3人が揃い 彼岸の墓参のあとの帰り道 これまで立ち寄りたいと思いつつ、後回しにしていた東村山市に在る 多摩全生園内 国立ハンセン病資料館 に行く機会に…

埴 生

田舎の母校の旧い女子高では かならず校歌を唄う前に 「 埴生の宿 」 を唄いました <埴生の小屋> <埴生の宿> の意は 土の上にむしろを敷いて寝るような粗末な小屋。また、赤土を塗ってつくった小屋ともいう。みすぼらしい家。賤(しず)が伏屋(ふせや)。は…

貼 雑

最近はGFとばかり外出している息子が 親と出かけるのも これが最後かもね、、 などと、憎まれ口を言いながら運転を引き受けてくれたので 鎌倉~葉山へ 見たかった 野中ユリ展 神奈川県美鎌倉別館 これまで手にしたのは、装丁本がほとんどで 作品はわずかばか…

落 蝉

低気圧がひとつ逝けば 秋、、、 風が乾き 空には絹雲 落蝉を多数見かけるようになりました 肢腰を傷めて後 東京の田舎者がほぼ半年ぶりに都心に出て感じたことども、、 有名百貨店のぼりに中国語 アジア人向け路面銀行両替店の増加 これまで年配路上生活の方…

既 視

残暑お見舞い申し上げます 盆も終わり 一段落して東京に戻ると 陽の落ちた欅並木や草叢から 夕蝉に混じり 青松虫や蟋蟀の声も目立ちます 半袖ではまだ涼しかった6月から 一週間~十日ほど間を置いての度重なる帰省も板につき 高速の渋滞時間を避け、最短で…

晩 餐

およそ ブンガクの命題は 恋愛 犯罪 逡巡と後悔 だと、何方かが言っていたように思います 1945年 春浅き日に二十歳の誕生日を迎え 半年弱、国内兵役に就いた父が おおむね幸せに老いて この夏に、突如、降って湧いたように迫られた最終章の決断は 果たし…

抽 斗

鍋釜3つ スーツは3着 そこそこの普段着と 雨露しのげる茅屋とすこしの食べ物さえあれば 一人所帯は賄える 70代半ばを過ぎた著名な生活の先達女性が 老いに向き合う生活について何年か前にどこかで書いたものを読んだことがありました 実家の果てしなき断…

遠 街

すでに文月 夏至も過ぎ 七夕も間近になりました むかしむかしは八世紀、弓削道鏡が流されたこの片田舎に 医大併設の大学病院(画像中)ができたのは三十数年前 かつては松林に囲まれた種畜牧場があり牛糞臭が漂う記憶も 母の実家がここ下野薬師寺にあって、…

山 繭

関東のみが、このところ しとどの雨もよひ 台風の影響とはいえ 朝から降りやまない梅雨の雨に 紫陽花・テッセン・菖蒲など アントシアン系の花々が濡れて鮮やかに色目だちています 画像は Maggie Taylor 『The moth house. 2012』 祥さんが、某所にてご紹介…

蔦 蔓

蘂より褪せつつながき夕映え 担われて薔薇の入りゆく「夜」を信ず 濱田 到 エゴノキの花も散り、スイカズラやバンマツリの馨りが漂い ウツギ、キンシバイ、アジサイが梅雨空に顔を擡げてきました ツバメの声も聞こえ カラスは子育てに忙しそうですから要注意…

既 知

寿命が分かれば 人はずいぶん生き易くなるだろう とは、ここ数年、よく耳に入るようになった俚諺です 老いて体調に不安を抱くようになった母に その暗雲がもくもくと…老父からも愚痴混じりのTELが頻繁に入るようになった昨冬 最近の帰省は、老親の負担になら…

遍 歴

数年前の初めての開腹手術の折には 納得ゆくドクターに出会えるまでいくつかの病院を廻り 身もこころもたいそう疲れた記憶がありましたが 術前不安が払拭され、安心してお任せできた効果は大きかったと思います 今回は、歯科診療 加齢による劣化もあって、近…

粛 々

このところ めでたい報せがいくつか続き これも五月の仕業?、、親のようなここちで喜んでいる ひとりは、前職で机を並べていたA君の入籍 30代も終わりに入った彼は、脳梗塞で自宅療養の父親の面倒を一人で看つつ 植物状態で6年入院していた母親をこの3月に…

緑 蔭

風化する哀歡の遠き過程あり 灌木の絮(わた)のひかりつつ飛ぶ 葛原 妙子 開花しはじめた薔薇さうびの手入れに 不具の肢に鞭打ち、TVクルーも取材にくる大きな園芸店に赴く途すがら この丈高い垣根と塀に覆われた施設を初めて見た折 まるでどこぞの避暑地の…

風 街

風に揺られ 香り流るる 藤の垂花 モッコウバラも咲き出して いよいよ薔薇の季節の到来です 鉢の土替えをまたも少々怠り 3m近くに伸びた薄桃のロンサールは剪定して肥料のみに 昨年・一昨年と放置したERのゴールデンと、小ぶりの3鉢を可愛がった結果 なん…

過 程

新緑が目にうつくしい季節というのに 迎撃ミサイル地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が 首都圏では東京:市ヶ谷、埼玉:朝霞、千葉:習志野の自衛隊施設に配備されたとのこと 北の、豚まんじゅうによく似た太った人のひと声がかかると 上空にミサイルが通過…