うすらなる空氣の中に實りゐる葡萄の重さはかりがたしも 葛原妙子 中秋 と、これだけ書かれた一葉が、郵便配達夫の黒き鞄… (この鞄の中布はどうして赤いのだろうと常々訝しかったが、、) 不意に投げ込まれた葉書の意図を考えていた長い時間があった。 暦で…
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